栃木県上三川町の住宅で住人の女性が殺害された強盗殺人事件で、栃木県警は16日までに、実行役とみられる16歳の少年4人を強盗殺人の疑いで逮捕した。
県警は、現場にいた実行役は全員逮捕したとみている。背後に指示役がいる可能性も視野に入れ、少年らを集めた人物や犯行の指示経路を調べている。
事件が起きたのは5月14日午前9時半ごろ。上三川町の住宅に複数人が押し入り、住人の富山英子さん(69)が胸などを刺され、搬送先の病院で死亡した。
司法解剖の結果、富山さんの死因は出血性ショックだった。胸などには20カ所以上の刺し傷があり、一部は臓器に達していた。
富山さんの息子2人も襲われ、けがをした。現場では金品を物色した形跡が確認されており、警察は強盗目的で住宅に押し入ったとみている。
逮捕された4人はいずれも16歳で、神奈川県在住の男子高校生ら。相模原市や川崎市に住む少年が含まれ、同級生や知人同士だったとみられている。
少年4人は、白色の高級外車に同乗して現場に向かったとみられる。事件後、現場近くで確保された少年や、自宅などで身柄を確保された少年がいる。
少年の1人は、同じ学年の仲間に誘われたという趣旨の話をしている。警察は、少年同士のつながりだけでなく、外部から犯行を指示した人物がいなかったかを調べている。
県警は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が関与した可能性も視野に入れている。SNSや知人関係を通じて少年が集められ、実行役として使われた疑いがある。
事件前には、被害者宅周辺で不審な車両や人物が目撃されていた。盗難ナンバーが関係する車両や、別の窃盗事件との関連も捜査対象になっている。
少年4人の認否は明らかにされていない。
今後は、少年4人を誰が集めたのか、報酬や連絡手段があったのか、背後に指示役やさらに上位の関係者がいるのかが焦点となる。
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編集部まとめ
栃木県上三川町の住宅で5月14日、富山英子さん(69)が殺害される強盗殺人事件が起きた。
富山さんは胸などを刺され、死因は出血性ショックだった。刺し傷は20カ所以上に及んでいた。
栃木県警は16日までに、実行役とみられる16歳の少年4人を強盗殺人容疑で逮捕した。
4人はいずれも神奈川県在住の男子高校生らで、同級生や知人同士だったとみられる。
県警は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」の関与も視野に、指示役らの行方を追っている。
今後は、少年4人を集めた人物、犯行の指示経路、背後関係の解明が焦点となる。

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