歯科医院「お口プラス」SNS投稿で患者情報写り込み指摘 外部専門家交え調査へ 「重大事案」と認識

歯科医院「お口プラス」(運営:一般社団法人お口プラス)をめぐり、Instagramのストーリー投稿に患者名や予約日時、担当医名とみられる情報が写り込んでいたとの指摘がSNS上で拡散し、波紋が広がっている。

問題となっているのは、予約システム画面とみられる表示で、患者情報が識別可能な形で含まれていたとするものだ。一部では、著名人とみられる情報が含まれていた可能性も指摘されており、患者の間で不安の声が広がっている。

■ 医院側「重大事案」と認識 外部専門家と調査

独自の取材に対し同院は、「患者様および関係者に多大なるご不安をおかけしておりますことを重く受け止めております」とコメント。そのうえで本件について、「患者のプライバシーおよび守秘義務に関わる重大な事案」と認識していることを明らかにした。

現在は外部専門家を交えた緊急の内部調査を進めているという。

また、当該投稿については「現職スタッフではなく、過去に在籍していた人物による可能性が高い」と説明。事案自体も「3年前のものである可能性を含めて検証している」とし、詳細な経緯については引き続き調査中としている。

現時点では、個別の患者情報の特定や被害の有無、調査の進捗などについては「回答を差し控える」としている。

■ 法的観点も踏まえ慎重対応へ

今後の対応については、「関係各所と連携し、法的観点も踏まえながら慎重に対応を進める」としており、調査結果を踏まえたうえで正式な対応方針を判断する方針だ。

医療機関における患者情報の管理は極めて厳格な取り扱いが求められる領域であり、たとえ意図しない写り込みであっても、個人情報保護や守秘義務の観点から重大な問題となり得る。

特に近年は、SNSを通じた情報発信が一般化する一方で、院内環境や業務画面の扱いに対するリスク管理の不備が問われるケースも相次いでいる。

■ 問われる「発信」と「守秘」のバランス

お口プラスは、TikTokやYouTube、Instagramなどを活用した情報発信で知られ、若年層を中心に支持を集めてきた。一方で、その発信力の裏側で求められる情報管理体制の厳格さも、改めて問われる形となった。

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