「梨瑚さんの調書は全部ウソ」

“舎弟の女”が法廷で完全反逆 旭川女子高生“橋落とし”殺害裁判で飛び出した背筋が凍る証言

旭川地裁の法廷が、凍りついた。

2026年5月27日。殺人罪などに問われている内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判で、証言台に立ったのは、小西優花受刑者(21)だった。

事件当時19歳。内田被告に従う立場だったとされ、すでに懲役23年の実刑が確定している女である。

その小西受刑者が、かつて「梨瑚さん」と呼んでいた内田被告の供述を、法廷で真っ向から否定した。

「梨瑚さんの調書は全部ウソ」

この一言で、裁判の空気は一変した。

内田被告は初公判で、殺意を否認。被害者を橋から落下させていないと主張している。

しかし、小西受刑者は違う証言をした。

被害者の女子高校生が橋の欄干付近で大きく深呼吸した直後、内田被告が肩甲骨付近を両手で押したというのだ。

“舎弟”と呼ばれた女が、主犯格とされる女に牙を向けた。
旭川女子高生殺害裁判は、被告と共犯者の証言が真正面からぶつかる異様な局面に入った。

「でたらめで作り話」 “梨瑚さん”への忠誠が消えた瞬間

小西受刑者は、内田被告の供述について「でたらめ」「作り話」という趣旨でも証言した。

その言葉は、単なる証言の食い違いではない。

小西受刑者は事件当時、内田被告を「梨瑚さん」と呼んでいた。
上下関係を思わせる呼び方だった。

その女が、今度は法廷で証言台に立ち、内田被告の供述を「全部ウソ」と切り捨てた。

傍聴席が息をのむのも無理はない。
これは、共犯者の証言であると同時に、従っていた女による“反逆”だった。

裁判の焦点は一気に絞られた。

被害者は自ら落ちたのか。
それとも、内田被告に押されたのか。

そして、小西受刑者の証言は信用できるのか。

SNS画像の無断使用から監禁、暴行、橋へ

事件の発端は、SNS上での画像使用をめぐるトラブルだったとされる。

被害者の女子高校生は、内田被告の画像をSNSで無断使用したとされる。
内田被告側はこれに強く反応し、被害者を呼び出した。

その後、被害者は車で連れ出され、監禁され、暴行を受けたとされる。

そして、旭川市神居古潭の橋へ連れて行かれた。

夜の橋。
逃げ場のない欄干。
周囲に助けを求められる相手はいない。

検察側は、被害者がその場で追い詰められ、最後に橋から落とされたとみている。

一方、内田被告側は、被害者を橋から落下させた行為を否認している。

この裁判で問われているのは、橋の上で何が起きたのかという一点である。

靴で顔を踏みつけ、100回以上怒鳴ったと証言

小西受刑者の証言は、橋の上での場面に及んだ。

証言によれば、被害者は衣服を脱がされた状態で、橋の欄干付近に座らされていた。

内田被告は、被害者の顔を靴の裏で数秒間踏みつけたという趣旨の証言も出た。

さらに、被害者に対して強い言葉を浴びせ続けたとされる。

「死ねるもんなら死んでみろ」
「お前、死ぬんだべ」
「早く落ちろ。自分で死ねや」

小西受刑者の証言では、こうした言葉は何度も繰り返された。

被害者は怯え、泣き、追い込まれていた。

橋の欄干に、十字架のような姿勢で座らされた。
下には川。
背後には逃げ場のない圧力。

その場面を小西受刑者は法廷で語った。

深呼吸の直後、消えた姿

最も衝撃的だったのは、被害者が橋から落ちる直前の証言だった。

被害者は、1回だけ大きく息をしたという。

ふー、と息を吐くような深呼吸。

その直後だった。

小西受刑者は、内田被告が被害者の肩甲骨付近を両手の手のひらで押したと証言した。

次の瞬間、被害者の姿は視界から消えた。

聞こえたのは、「キャー」という叫び声。
そして、
「バン」という衝撃音。

小西受刑者は、欄干の隙間から手を伸ばしたが、届かなかったという。

この「深呼吸」「両手」「叫び声」「衝撃音」の証言こそ、内田被告の否認を突き崩す最大のポイントになり得る。

内田被告側は「落下させていない」と主張

内田被告側の主張は明確だ。

殺意はない。
被害者を橋から落下させていない。
被害者を橋に残してその場を離れた後、背後から叫び声と音が聞こえた。

つまり、内田被告側は「自分が落としたのではない」と争っている。

だが、小西受刑者の証言は、その主張と真っ向から食い違う。

「梨瑚さんの調書は全部ウソ」
「被害者を押した」

この証言が信用されれば、裁判の流れは大きく傾く。

共犯者の証言を裁判員はどう見るのか

ただし、小西受刑者の証言は、慎重に見極められる必要がある。

小西受刑者は共犯者であり、すでに有罪が確定している人物である。
自分の責任を軽く見せる意図はないのか。
過去の供述と矛盾はないのか。
動画、音声、現場状況、防犯カメラ、被害者の状態と合っているのか。

裁判員が見るのは、言葉の強さだけではない。

証言が、客観証拠とどこまで重なるかである。

それでも、今回の証言が持つ破壊力は大きい。

なぜなら、小西受刑者は現場にいた。
そして、最後の瞬間を「見た」と語った。

判決は6月22日 裁判員が下す残酷な判断

判決は6月22日に言い渡される予定だ。

裁判員の前には、残酷な判断が置かれている。

かつて「梨瑚さん」と呼んで従っていた女の証言を信用するのか。
殺意を否認する内田被告の説明を採るのか。
それとも、動画、音声、現場状況を積み重ね、別の形で最後の場面を認定するのか。

17歳の女子高校生は、なぜ神居古潭の橋まで連れて行かれたのか。
なぜ衣服を奪われ、罵声を浴び、欄干へ追い込まれたのか。
そして、深呼吸の直後、本当に誰が何をしたのか。

6月22日、旭川地裁で示される判断は、被害者の最期をめぐる「全部ウソ」と「否認」の対決に、一つの答えを出すことになる。

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編集部まとめ

旭川女子高生殺害事件の裁判で、小西優花受刑者が証人として出廷した。

小西受刑者は、内田梨瑚被告の供述を「全部ウソ」とする趣旨で否定。被害者が橋の欄干付近で深呼吸した直後、内田被告が肩甲骨付近を両手で押したと証言した。

内田被告側は、殺意を否認し、被害者を橋から落下させていないと主張している。

裁判の焦点は、小西受刑者の証言が客観証拠と整合するか、そして内田被告の否認がどこまで信用されるかに移っている。

判決は6月22日に言い渡される予定である。

事件のポイントQ&A

Q1. 小西優花受刑者は何を証言したのか。

小西優花受刑者は、内田梨瑚被告の供述を「全部ウソ」とする趣旨で否定し、被害者が橋の欄干付近で深呼吸した直後、内田被告が肩甲骨付近を両手で押したと証言した。

Q2. 内田梨瑚被告側は何を否認しているのか。

内田被告側は、殺意を否認し、被害者を橋から落下させていないと主張している。

Q3. 裁判の最大の焦点は何か。

最大の焦点は、被害者が橋から落とされた最後の場面で、内田被告が実際に押したのかどうかである。小西受刑者の証言と、動画、音声、現場状況との整合性が問われる。

Q4. 判決はいつ予定されているのか。

判決は6月22日に言い渡される予定。裁判員は、小西受刑者の証言、内田被告の否認、客観証拠をもとに事件の最後の場面を判断することになる。

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