店側は「購入後の撮影OK」も、客や店員の顔撮影・フラッシュ・商用撮影にはルール 低評価レビューにSNSで批判相次ぐ
東京都三鷹市・井の頭公園内のテイクアウトコーヒースタンド「ブルースカイコーヒー」をめぐり、店内撮影マナーに関する投稿が各種SNSで大きな注目を集めている。

※クチコミ
店側の掲示は、商品購入後の店舗撮影をすべて禁止するものではなかった。
内容は、購入後の撮影は可能としたうえで、他の客や店員の顔にカメラを向けないこと、フラッシュ撮影をしないこと、商用撮影や宣伝目的の撮影は事前相談が必要というものだった。
つまり、店側が求めていたのは「撮影禁止」ではなく、他の来店客とスタッフを守るための最低限のマナーだった。


「SNSは無料のマーケティングツール」低評価レビューが逆風に
問題視されたレビューでは、「写真や動画の撮影が禁止されている理由が理解できない」「SNSは無料のマーケティングツール」といった趣旨の主張が書かれていた。
これに対し、店側が「他のお客さんや店員を守るための最低限のお願い」であると説明した投稿を行ったところ、X上で一気に拡散。元投稿は296万ビューを超え、3.6万件以上のいいねを集めた。
SNS上では、店側を支持する声が多数を占めている。
「撮影OKなのに、ルールを守れない側が文句を言っているだけ」
「無料で宣伝してあげる、という上から目線がきつい」
「個人店が客とスタッフを守るのは当然」
「他人の顔が映るかもしれない店内撮影にルールがあるのは普通」
「これで低評価をつける方が怖い」
一方で、「SNS時代に撮影ルールが細かいと入りづらい」といった声もあり、飲食店側の権利と来店客の自由をめぐる議論にも広がっている。
レビュー投稿者側にも“逆風” SNSで情報拡散
今回の騒動では、レビュー投稿者側にも注目が集まった。
SNS上では、投稿者とみられる人物に関する情報が拡散され、その人物が関係するとされる店舗のレビュー欄に低評価が相次ぐ動きも確認されている。
この流れに対しては、「令和の因果応報」とする声がある一方で、第三者がレビュー欄に押しかける行為には慎重であるべきだという意見も出ている。
店側の撮影マナーを批判したレビューが、逆に自身側への批判を呼び込む形となり、SNS時代のレビュー投稿の危うさも浮き彫りになった。
吉祥寺・三鷹エリアの地元住民からは店側擁護も
ブルースカイコーヒーは、井の頭公園内で長年親しまれているテイクアウト専門のコーヒースタンドだ。
井の頭公園は、家族連れ、観光客、散歩中の住民、学生、外国人観光客など多くの人が訪れる場所で、店の周辺も人の出入りが多い。
地元住民とみられる投稿では、
「井の頭公園は子ども連れも多いから、顔が映る撮影に配慮するのは当然」
「撮影自体はOKなのに、マナーを守らない人が問題」
「小さな店ほど、勝手に撮られる負担は大きい」
といった意見が目立つ。
近年は、飲食店や観光地での撮影をめぐり、他の客の顔、スタッフの姿、店内の導線、無断ライブ配信、商用利用などが問題になるケースも増えている。
今回の掲示は、そうしたトラブルを避けるためのルールだったとみられる。
「宣伝してあげる」は通用するのか
今回の騒動で最も反発を集めたのは、「SNSは無料のマーケティングツール」という考え方だった。
飲食店にとってSNS投稿が集客につながることはある。
実際、写真や動画を見て来店する客もいる。
しかし、それは店側や他の客の権利を超えてよい理由にはならない。
他の客の顔が映る。
スタッフが無断で撮影される。
長時間の撮影で導線をふさぐ。
商用目的の動画に店舗が使われる。
こうした可能性がある以上、店側が一定の撮影ルールを設けることは不自然ではない。
SNSの宣伝効果は、店側が望んだ形で行われて初めてプラスになる。
来店客側が「宣伝してあげる」と考えていても、店にとっては迷惑になる場合がある。
編集部まとめ
三鷹市・井の頭公園内のブルースカイコーヒーをめぐる撮影マナー投稿が、SNS上で大きな話題となっている。
店側は、商品購入後の撮影を全面禁止していたわけではなく、他の客や店員の顔を撮らないこと、フラッシュ撮影をしないこと、商用撮影は事前相談することなどを求めていた。
これに対し、来店客とみられる人物が「SNSは無料のマーケティングツール」といった趣旨の低評価レビューを投稿したことで、店側を支持する声が急速に広がった。
今回の騒動は、SNS時代における飲食店の撮影ルール、レビューの影響力、そして「宣伝してあげる」という来店客側の意識を問い直す事例となっている。
この記事の要点Q&A
Q1. ブルースカイコーヒーで何が話題になっているのか
井の頭公園内のブルースカイコーヒーが掲示した撮影マナーをめぐり、低評価レビューと店側の説明投稿がSNSで拡散している。
Q2. 店は撮影を全面禁止していたのか
全面禁止ではない。商品購入後の撮影は可能としたうえで、他の客や店員の顔を撮らないこと、フラッシュ撮影をしないこと、商用撮影は事前相談することなどを求めていた。
Q3. なぜ炎上したのか
来店客とみられる人物が「SNSは無料のマーケティングツール」といった趣旨の低評価レビューを投稿し、これに対して「店側のルールは当然」とする批判が集まったため。
Q4. 今後の焦点は何か
飲食店が撮影ルールをどこまで明示するか、来店客が他の客やスタッフのプライバシーをどう守るか、レビュー投稿の責任をどう考えるかが焦点になる。

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