元ジャングルポケット斉藤慎二被告、ロケバス内事件で無罪主張 「同意があった」と女性側証言が対立

お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー、斉藤慎二被告(43)が、テレビ番組のロケ中に共演した20代女性に対し、ロケバス内で不同意性交などに及んだとして起訴された事件で、公判では「同意」の有無をめぐり、被告側と女性側の主張が対立している。

事件は2024年7月30日、東京都新宿区内の路上に停車していたロケバス内で起きたとされる。起訴状などによると、斉藤被告は撮影の合間や終了後、初対面の20代女性にキスや体を触る行為をし、さらに口腔性交に及んだとされる。検察側は、女性の同意がないまま行為が行われたと主張している。

斉藤被告は公判で、「同意があったと思っていた」として無罪を主張している。6月2日の被告人質問では、女性から好意を持たれていると受け止めたことや、キスの際の反応から拒否されていないと判断したことを説明した。ロケバス内で陰茎を露出し、「こんなふうになってしまいました」と伝えた場面についても証言し、女性の反応を見て同意があると考えたとの趣旨を述べた。

口腔性交の場面では、女性の頭に手を添えたことは認めた一方、無理に押さえつけた認識はないと説明した。斉藤被告は公判で、「無理やりなんて絶対にしません」と強く主張し、「同意があったと信じてほしい」と訴えている。

一方、女性側は証人尋問で「恐怖で体が動かなかった」と証言している。事件直後には母親に対し、「気持ち悪い」という趣旨のLINEを送っていたことも明らかになっている。女性側は、初対面で、仕事中のロケバス内で行為に及ばれたことへの恐怖や屈辱感を訴えており、被告側の「同意があった」とする主張とは大きく食い違っている。

公判では、裁判官から斉藤被告に対し、ホテルに移動するなどの考えはなかったのかという趣旨の質問もあった。仕事中のロケ現場、停車中のロケバス、出演者と関係者という立場の差が、裁判の重要な争点として浮かび上がっている。

斉藤被告は、仕事の休憩中にこうした行動を取ったことについては「本当に反省している」と述べ、女性の気持ちをくみ取れなかったことを謝罪した。ただし、起訴内容については無罪主張を維持している。

事件発覚後、斉藤被告は活動休止を経て所属事務所との契約を解除され、ジャングルポケットを脱退した。2025年3月には不同意性交などの罪で在宅起訴された。

被告側は女性側に示談を申し入れたとされる。示談金は当初300万円だったが、その後2300万円まで増額されたとされるものの、女性側は応じていない。金銭による解決をめぐる経緯も、被害感情の深さを示す要素として注目されている。

次回公判は8月5日に予定されている。裁判では今後、当時のやり取り、女性の心理状態、被告が同意をどう認識したか、ロケバスという密室的な環境がどのように評価されるかが焦点となる。

編集部まとめ

斉藤慎二被告は、ロケバス内での不同意性交などの罪に問われ、「同意があったと思っていた」と無罪を主張している。公判では「無理やりなんて絶対にしません」と強く訴えた。一方、女性側は恐怖で抵抗できなかったと証言し、事件直後に母親へ不快感を伝えるLINEを送っていた。示談金は300万円から2300万円に増額されたとされるが、女性側は拒否している。裁判所が同意の有無と当時の状況をどう判断するかが、今後の焦点となる。

この記事の要点Q&A

Q1. 斉藤慎二被告は何を主張していますか?
「同意があったと思っていた」として無罪を主張しています。

Q2. 女性側はどう証言していますか?
恐怖で抵抗できなかったと証言しています。

Q3. 事件はどこで起きたとされていますか?
東京都新宿区内に停車していたロケバス内で起きたとされています。

Q4. 裁判の争点は何ですか?
同意の有無、当時のやり取り、女性の心理状態、被告が同意をどう認識したかです。

Q5. 次回公判はいつですか?
次回公判は8月5日に予定されています。

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