事件の概要
愛知県警は、元中日ドラゴンズ選手で野球解説者としても知られる山崎武司氏(58)の長男、山崎大貴容疑者(29)を詐欺の疑いで逮捕し、6月11日朝に送検した。
山崎容疑者は2024年11月、知人の会社役員男性(65)に対し、「腕時計を預かれば、海外のオークションに出品して高値で売却できる」などとうその話を持ちかけ、スイスの高級時計ブランド「パテック・フィリップ」の腕時計1本、時価約685万円相当をだまし取った疑いが持たれている。
高級時計を600万円で換金か
警察の調べに対し、山崎容疑者は「名古屋市内の質店で600万円で換金した」と供述していることが新たに分かった。
被害品とされるパテック・フィリップは、世界的にも資産価値が高い高級時計ブランドとして知られ、中古市場や海外オークションでも高額で取引されることがある。今回の事件では、そうした高級時計の換金性の高さを利用した疑いがある。
「海外で高く売れる」「預ければ利益が出る」という説明は、一見すると投資や仲介取引のように聞こえる。しかし実際には、預かった時計を売却し、現金化していた可能性がある。
被害総額7000万円規模か
愛知県警は、山崎容疑者が同様の手口で複数の被害者から高級時計などをだまし取っていた可能性があるとみて、余罪を調べている。
被害総額は約7000万円に上るとみられ、警察は被害者との関係、時計を受け取った経緯、換金後の資金の使い道などを詳しく調べる方針だ。
今回の事件は、単なる金銭トラブルではなく、高級時計を狙った詐欺事件として捜査が進められている。知人関係を利用したとみられる点も、被害拡大の背景として注目される。
著名人家族の事件として波紋
山崎容疑者は、元プロ野球選手・山崎武司氏の長男としても知られる。そのため、事件はスポーツ界や地元・愛知でも波紋を広げている。
ただし、今回逮捕されたのは山崎大貴容疑者本人であり、家族である山崎武司氏が事件に関与した事実は確認されていない。報道上も、容疑者本人の行為と家族の立場は分けて扱う必要がある。
高級時計詐欺への注意点
近年、高級時計、ブランド品、貴金属などをめぐる詐欺やトラブルは増えている。「海外オークションで高く売れる」「知人だから安心」「すぐに利益が出る」といった言葉で預けた結果、返却されない、勝手に売却される、現金化されるといった被害につながるケースがある。
高額品を預ける場合は、相手が知人であっても、契約書、預かり証、売却条件、返還期限、本人確認を必ず明確にする必要がある。口約束だけで数百万円規模の品物を渡すことは、極めて大きなリスクを伴う。
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編集部まとめ
今回の事件で重いのは、被害品が685万円相当の高級時計であることに加え、被害総額が約7000万円規模に広がる可能性がある点です。「知人だから大丈夫」「高く売れると言われた」という心理は、詐欺被害の入口になりやすいものです。著名人家族の逮捕という話題性が先行しがちですが、問題の本質は、高額資産をめぐる信用悪用型の詐欺です。警察には、余罪、換金先、資金の流れ、被害者の広がりを徹底的に解明することが求められます。
山崎武司氏長男の高級時計詐欺事件で確認すべき5つのポイント
Q1. 何が起きたのですか?
A. 元プロ野球選手・山崎武司氏の長男、山崎大貴容疑者が、高級時計をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕されました。
Q2. だまし取られたとされる時計は何ですか?
A. スイスの高級時計ブランド「パテック・フィリップ」の腕時計で、時価約685万円相当とされています。
Q3. どのような手口だったのですか?
A. 「海外のオークションに出品して高値で売却できる」などとうその話を持ちかけ、知人男性から時計を預かった疑いがあります。
Q4. 時計はどうなったのですか?
A. 山崎容疑者は、名古屋市内の質店で600万円で換金したと供述していることが分かっています。
Q5. 今後の焦点は何ですか?
A. 被害総額が約7000万円に上る可能性があるため、余罪、換金ルート、資金の使い道、ほかの被害者の有無が焦点になります。
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