滋賀県彦根市の琵琶湖で18日、同僚と水上レジャーをしていた23歳の男性会社員がトーイングボートから転落し、死亡した。男性を含む5人は、いずれも救命胴衣を着用していなかったという。
ボート上で押し合い、3人が湖へ転落
事故があったのは18日午後3時50分ごろ、彦根市長曽根町の沖合約200メートルの琵琶湖上。
警察と消防によると、男性は同僚4人と水上バイクでトーイングボートを沖へ運び、合わせて5人で遊んでいた。
5人がボートの上に立って押し合っていたところ、3人が湖へ転落した。2人は自力でボートに戻ったが、23歳の男性は水面に浮上しなかった。
通報から約40分後、湖底で発見
消防が捜索したところ、男性は通報から約40分後に湖底で発見された。
男性は病院へ搬送されたが、事故発生からおよそ5時間後に死亡が確認された。死亡したのは、滋賀県草津市に住む23歳の会社員だった。
5人は全員が職場の同僚で、この日はレジャー目的で琵琶湖を訪れていたという。
5人全員が救命胴衣を着用せず
事故当時、ボートに乗っていた5人は、いずれも救命胴衣を着用していなかった。
湖や海では、岸から近い場所や水面が穏やかに見える状況でも、突然の転落によって方向感覚を失ったり、衣服が水を含んで動きにくくなったりする危険がある。
今回の事故では、救命胴衣を着けていなかったことが救助を難しくした可能性も含め、警察が当時の詳しい状況を調べている。
警察が転落までの経緯を捜査
警察は、一緒にいた同僚から話を聴くなどして、3人が湖へ落ちた際の位置関係や、ボート上でどのような行為をしていたのかを確認している。
水上レジャーでは、乗船者全員が救命胴衣を正しく着用し、転落につながる押し合いや立ち上がる行為を避けることが欠かせない。
編集部まとめ
仲間とのレジャーが、一瞬の行動で死亡事故に変わった。水上では、泳げるかどうかにかかわらず、転落した直後から命の危険が生じる。救命胴衣の着用は形式的な対策ではなく、事故が起きた際に生還できる可能性を高める最低限の備えだ。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項:警察と消防の発表などを基に構成しています。事故当時の詳しい経緯については、警察が引き続き調べています。
記事要点
滋賀県彦根市長曽根町沖の琵琶湖で、同僚とトーイングボートに乗っていた23歳の男性会社員が転落し、死亡した。事故当時、男性を含む5人はボート上で押し合っており、3人が湖へ落ちた。2人は自力で戻ったが、男性は浮上せず、約40分後に湖底で発見された。5人全員が救命胴衣を着用しておらず、警察が転落の経緯と当時の安全管理を調べている。
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