愛知のお土産と聞いて、最初に何を思い浮かべるでしょうか。
えびせんべいの「ゆかり」、名古屋銘菓の「ういろう」、食べ応えのある手羽先。長く親しまれてきた定番が並ぶ中、全国342人を対象にした2026年の調査で1位に選ばれたのは、ひよこをかたどった人気スイーツ「ぴよりん」でした。
見た目のかわいらしさと名古屋らしい話題性を備えた新世代の名物が、伝統ある愛知土産を抑えて首位に立ちました。

1位は「ぴよりん」 全国342人の20.2%が回答
調査は、IT企業のファーストイノベーションが運営するアンケート調査メディア「SES Plus」により実施されました。
2026年6月5日から10日まで、全国の10代から60代以上の男女を対象に、Xを通じて「愛知のお土産といえば何か」を尋ね、342件の有効回答を集計しました。
ランキングは次の通りです。
1位 ぴよりん 20.2%・69人
2位 ゆかり 14.3%・49人
3位 ういろう 12.3%・42人
4位 なごやん 10.2%・35人
5位 手羽先 8.8%・30人
6位 つけてみそかけてみそ 7.0%・24人
7位 しるこサンド 5.8%・20人
8位 鯱もなか 5.6%・19人
9位 カエルまんじゅう 4.4%・15人
10位 なごにゃん 3.5%・12人
上位3商品だけで全回答の46.8%を占めました。
1位のぴよりんは、2位のゆかりに20人差をつけています。圧倒的とまでは言い切れないものの、全国調査で明確な首位となりました。
かわいさだけではない 名古屋らしさを一目で伝える存在
ぴよりんは、ひよこの姿をした名古屋発の生スイーツです。
名古屋コーチンの卵を使ったプリンを、ババロアやスポンジで包んだ柔らかな仕上がりが特徴。愛らしい表情と丸みのある見た目から、写真や動画でも存在感があります。
持ち運ぶ際に形を崩さず運べるか挑戦する「ぴよりんチャレンジ」も広く知られ、商品を購入する体験そのものが観光の楽しみになっています。
単に食べるだけではなく、撮影する、持ち帰る、家族や友人に見せるところまで含めて話題になる。SNS時代のお土産として、ぴよりんが強い理由はそこにありそうです。
2位は「ゆかり」 変わらない強さを見せた定番土産
2位に入ったのは、えびせんべいの「ゆかり」です。
香ばしいえびの風味と軽い食感に加え、個包装で配りやすく、職場や家族へのお土産として選びやすい商品です。
日持ちや運びやすさという実用性では、生菓子のぴよりんとは異なる強みがあります。
「名古屋へ行ったらゆかりを買う」という定番の選択肢として、全国的な知名度の高さを改めて示しました。
3位「ういろう」、4位「なごやん」 名古屋銘菓も健在
3位は、愛知を代表する和菓子「ういろう」でした。
米粉などを使った独特のもっちりとした食感で知られ、名古屋土産の定番として長く親しまれています。
4位には、黄味あんをカステラ生地で包んだ「なごやん」が入りました。
新しいスイーツが注目を集める一方、長年愛されてきた銘菓もしっかり上位を確保しています。愛知土産には、流行と伝統が同時に存在していることが分かります。
手羽先、みそ調味料も上位 「食文化」そのものがお土産に
5位には手羽先、6位には「つけてみそかけてみそ」が入りました。
手羽先は菓子ではありませんが、味付け商品や持ち帰り用の商品を通じて、名古屋めしを象徴する存在として認識されています。
「つけてみそかけてみそ」は、みそカツや田楽などに使える調味料です。家庭へ持ち帰った後も、愛知の濃厚なみそ文化を楽しめる点が支持されたと考えられます。
お菓子だけでなく、地域の味そのものが土産として選ばれているのも、今回のランキングの特徴です。
「カエルまんじゅう」「なごにゃん」もトップ10入り
9位には「カエルまんじゅう」、10位には「なごにゃん」が入りました。
どちらも、見た目の愛らしさが印象に残る商品です。
1位のぴよりんを含め、キャラクター性のある商品がトップ10に複数入ったことからも、「味がおいしい」だけでなく、渡した瞬間に反応が生まれる商品が選ばれやすくなっていることがうかがえます。
箱を開けたときの驚きや、写真に撮りたくなるデザインも、現代のお土産選びでは重要な要素になっています。
「愛知土産の顔」は定番から人気スイーツへ
今回の結果で興味深いのは、ぴよりんが単なる話題商品ではなく、全国の人が思い浮かべる「愛知のお土産」の1位になったことです。
ゆかり、ういろう、なごやんという長年の定番を抑えたことで、愛知土産のイメージが少しずつ変化していることが見えてきます。
ただし、今回の調査は342人を対象にXで実施されたアンケートであり、愛知土産全体の売り上げや購入者数を示すランキングではありません。
あくまで「愛知のお土産として何を思い浮かべるか」という認知や印象を表した結果です。
それでも、ぴよりんが全国的な知名度を持つ存在へ成長したことを示す結果としては、十分に注目できます。

編集部まとめ
愛知のお土産は、もはや「ういろう一択」ではありません。
昔から親しまれてきたゆかりやなごやん、名古屋めしを象徴する手羽先やみそ調味料、そしてSNS時代を象徴するぴよりん。それぞれに異なる魅力があります。
今回、全国342人の回答で1位となったぴよりんは、見た目のかわいさだけでなく、名古屋で買う体験や持ち帰る楽しさまで含めて支持される存在になりました。
定番を安心して選ぶか、開けた瞬間の驚きを狙うか。
次に愛知を訪れたときのお土産選びは、以前より少し悩ましく、そして面白くなりそうです。
週刊TAKAPI編集部/黒木
特記事項:調査実施企業の発表と各社報道をもとに構成しています。本調査は全国342人を対象にXで行われたアンケートであり、販売数や売上高を示すものではありません。
愛知土産ランキングの要点
全国342人を対象に行われた調査では、ぴよりんが20.2%で1位となり、ゆかり、ういろう、なごやん、手羽先が続きました。見た目のかわいさと話題性を持つぴよりんが、長年の定番商品を抑えたことで、愛知土産のイメージが伝統銘菓から体験型・写真映え型スイーツへ広がっていることがうかがえます。ただし、今回の結果は認知や印象を示すアンケートであり、市場シェアや売上順位とは異なります。
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