冷凍食品・低温物流大手のニチレイがサイバー攻撃を受け、システム障害が発生した問題で、ランサムウェア集団「RansomHouse(ランサムハウス)」がダークウェブ上に犯行声明を出したことが、7月21日までに分かった。
ニチレイは7月15日、グループのサーバーがサイバー攻撃を受けたと発表しており、冷蔵倉庫や冷凍食品の出荷業務などに影響が続いている。
ダークウェブでニチレイへの攻撃を主張
セキュリティー関係者によると、ランサムハウスはダークウェブ上のリークサイトにニチレイの名称を掲載し、同社への攻撃に関与したと主張した。
同集団は、企業や組織のシステムへ侵入し、データを暗号化したり、盗み出した情報の公開をほのめかしたりして金銭を要求する手口で知られている。
ただし、現時点では攻撃者側による一方的な主張であり、ニチレイはランサムハウスの関与やランサムウェア被害を公式には確認していない。
個人情報漏洩の有無を調査
ニチレイは、被害を受けたサーバーの一部に個人情報が保管されていたことから、情報漏洩の可能性を含めて調査を進めている。
現時点で、個人情報や顧客データが実際に外部へ流出したかどうかは確認されていない。
身代金要求の有無や金額、攻撃者との交渉状況についても公表されていない。
冷蔵倉庫と冷凍食品出荷に影響
今回のシステム障害により、ニチレイグループの冷蔵倉庫における入出庫業務や、冷凍食品の出荷業務などに影響が出た。
同社は、受発注を一部制限しながら業務を順次再開し、通常稼働に向けた復旧作業を進めている。
原因や影響範囲については、外部のセキュリティー専門会社などと連携して調査している。
【Q&A】ランサムハウスとは?
食品供給網への影響が焦点
ニチレイは、冷凍食品の製造・販売に加え、冷蔵倉庫や低温物流を全国規模で展開している。
システム障害が長期化すれば、商品の受発注、倉庫への入出庫、店舗への配送など、食品供給網の広い範囲へ影響が及ぶ可能性がある。
一部業務は順次再開しているものの、完全復旧の時期や取引先への具体的な影響は引き続き確認が必要となる。
ランサムウェア被害は事業停止に直結
近年のランサムウェア攻撃では、システムを暗号化するだけでなく、データを盗み出した上で公開をほのめかし、金銭を要求する手口が多く確認されている。
物流や受発注、生産管理などの基幹システムが停止すれば、被害は情報部門にとどまらず、取引先や消費者を含む実体経済へ波及する。
編集部まとめ
ニチレイへのサイバー攻撃を巡り、ランサムハウスが犯行声明を出したが、現時点では攻撃者側の主張にとどまる。
ニチレイはサイバー攻撃の発生を公表し、個人情報漏洩の有無や被害範囲を調査している。今後の焦点は、データ流出の有無、攻撃手法、業務への最終的な影響となる。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項:この記事は、ニチレイの発表、警察当局やセキュリティー関係者の情報、各社報道を基に構成しています。ランサムハウスの関与、データ窃取、暗号化、身代金要求については攻撃者側の主張を含み、ニチレイによる公式な確認は取れていません。新たな調査結果や企業発表があった場合は、内容を更新する可能性があります。
犯行声明は確認、被害の全容は調査中
ニチレイへのサイバー攻撃を巡り、ランサムハウスがダークウェブ上で犯行声明を出した。ニチレイはサーバーへの攻撃とシステム障害を公表し、冷蔵倉庫や冷凍食品の出荷業務を順次再開している。一方、攻撃者の特定、個人情報や企業データの流出、身代金要求の有無については確認されておらず、被害の全容解明が今後の焦点となる。
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