宮古島市が発注した公共工事を巡る贈収賄事件で、沖縄県警は25日、宮古島市役所を家宅捜索した。
捜査員らは午前9時ごろに庁舎へ入り、3階の農政課と農村整備課を捜索。約2時間後の午前11時ごろ、関係書類などを段ボール箱に詰めて運び出した。
入札情報の見返りに現金50万円を受け取った疑い
この事件では、宮古島市農政課の調整官を務める52歳の男性職員が、収賄の疑いで逮捕されている。
男性職員は農村整備課に在籍していた2025年8月ごろ、市が発注したほ場整備工事に関する入札情報を、当時建設会社の社長だった49歳の男に渡し、その見返りとして現金50万円を受け取った疑いが持たれている。
元社長も贈賄の疑いで逮捕され、2人は24日に送検された。
落札額は最低制限価格と同額
元社長が勤めていた建設会社は2025年、市が発注した工事を2件落札していた。
2件の落札額はいずれも最低制限価格と同額だったという。
県警は、入札情報が落札にどのように使われたのか、現金授受との関係を含めて調べている。
市のパソコンも押収
県警はこれまでに、市の農林水産部と建設部のパソコンも押収している。
今回の家宅捜索では、入札や工事発注に関する書類などを押収したとみられる。
県警は、情報が渡った経緯や現金授受の詳細、ほかの工事にも不正がなかったかなど、事件の全容解明を進めている。
編集部まとめ
市役所が発注する公共工事を巡り、職員から業者側へ入札情報が渡った疑いが浮上した。
落札額が最低制限価格と同額だった工事が2件確認されており、情報提供と落札結果の関係が今後の焦点となる。
県警は押収した書類やパソコンを分析し、不正の範囲や関係者の関与を詳しく調べる方針だ。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項:逮捕容疑は捜査段階のものであり、刑事責任は今後の捜査および司法手続きによって判断されます。
市役所捜索で公共工事の入札経緯を捜査
宮古島市発注の公共工事を巡る贈収賄事件で、沖縄県警は市役所の農政課と農村整備課を家宅捜索し、関係書類を押収しました。市の男性職員は、ほ場整備工事の入札情報を当時の建設会社社長へ渡し、見返りに現金50万円を受け取った疑いで逮捕されています。会社側が落札した2件の工事はいずれも最低制限価格と同額で、県警は押収したパソコンや書類を解析し、情報提供と落札の関係を調べています。
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