【岩手・盛岡】政務活動費12万円の不正受給疑い 書類送検の山崎智樹市議に辞職勧告 全会一致で可決

政務活動費12万円の不正受給疑いで書類送検された山崎智樹市議に盛岡市議会が辞職勧告決議を全会一致で可決したことを伝えるアイキャッチ

盛岡市議会は9月8日の本会議で、政務活動費を不正に受給した疑いで書類送検されている山崎智樹市議(46)に対する辞職勧告決議を全会一致で可決した。

山崎市議は8月の市議会全員協議会で収支報告書に事実と異なる内容を記載したことを認めて謝罪した一方、議員を続ける意向を示していた。

市政報告冊子の印刷代として12万円を計上した疑い

問題となっているのは2023年度の政務活動費。

山崎市議は、実際には発注していない市政報告冊子の印刷代として12万円を支出したように収支報告書へ記載し、同額を受給した疑いが持たれている。

岩手県警は8月3日、詐欺と私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで山崎市議を書類送検した。

書類送検は刑事手続の一段階であり、記事作成時点で起訴・不起訴の判断は確認されていない。

8月の全員協議会で事実と異なる記載を認める

8月24日の盛岡市議会全員協議会で、山崎市議は2023年度の収支報告書に事実と異なる内容を記載し、領収書を提出したことを認めて謝罪した。

一方、辞職については否定し、議員として職務を続けることで責任を果たすとの考えを示していた。

盛岡市議会議長は同日、刑事責任の有無を議会が判断するものではないとした上で、議員としての政治的責任は重いとの認識を示していた。

8日の本会議で辞職勧告 本人は採決前に退席

8日の本会議では山崎市議に辞職を求める決議案が採決され、全会一致で可決された。

公開報道では、山崎市議本人は採決前に退席し、採決に加わった議員全員が賛成したとされている。

正式な採決人数や決議文全文については、記事作成時点で盛岡市議会公式の議決結果への反映を確認できていない。

今回の辞職勧告は議会が政治的・道義的責任を問う意思を示したもので、可決されたことだけで山崎市議を強制的に失職させるものではない。

起訴・不起訴と今後の進退が焦点

今後は、盛岡地検による刑事処分の判断に加え、辞職勧告を受けた山崎市議が議員を続けるのかが焦点となる。

また、山崎市議が返還する意向を示していた政務活動費について、実際に返還手続が完了したかどうかも現時点では確認できていない。

政務活動費の収支報告や領収書の確認方法について、市議会がどのような再発防止策を講じるかも今後の確認点となる。

編集部まとめ

刑事責任の判断は検察に委ねられる一方、市議会は全会一致の辞職勧告によって政治的責任を明確に問う形となった。次の焦点は、山崎市議の進退と検察の判断、政務活動費の返還状況に移る。

週刊TAKAPI編集部/成田

現時点で確認できていない点

  • 盛岡地検による起訴・不起訴の判断
  • 辞職勧告可決後の山崎市議の進退
  • 政務活動費の返還が完了したか
  • 9月8日付の辞職勧告決議文全文
  • 市議会による政務活動費確認制度の見直し内容

特記事項

この記事は2026年9月8日時点の盛岡市議会公式情報と、書類送検、全員協議会、辞職勧告決議を伝える複数の公開報道を基に再構成しています。

山崎市議は詐欺などの疑いで書類送検されていますが、有罪が確定したものではありません。また、辞職勧告決議は地方公務員法上の懲戒処分や強制失職とは異なります。

Q山崎市議はすでに辞職したのですか?
A記事作成時点では辞職したとの情報は確認されていません。市議会は辞職勧告決議を可決しています。
Q書類送検されたことで有罪が確定したのですか?
Aいいえ。書類送検は捜査手続の一段階で、起訴・不起訴や有罪・無罪が決まったことを意味しません。
Q山崎市議は何を認めていますか?
A市議会で、2023年度の収支報告書に事実と異なる内容を記載し、領収書を提出したことを認めて謝罪しています。
Q辞職勧告に強制力はありますか?
Aありません。議会による政治的・道義的な意思表示で、決議だけで議員を失職させることはできません。
Q今後の主な確認点は何ですか?
A検察による起訴・不起訴の判断、山崎市議の進退、政務活動費の返還状況、市議会の再発防止策です。

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