【東京地裁】デヴィ夫人に罰金20万円求刑 元マネジャーらへの暴行罪 事件影響で「約9000万円の損失」主張

元マネジャーら女性2人に暴力を振るったとして、2件の暴行罪に問われているタレントの「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ被告(86)の公判が9月8日、東京地裁で開かれ、検察側は罰金20万円を求刑した。

デヴィ被告は6月の初公判で起訴内容をおおむね認めており、自身について「瞬間湯沸かし器のようなところがある」と述べた上で、大人げない行動だったとして反省の言葉を口にしていた。

2025年に2件の暴行 飲食店と動物病院

起訴内容などによると、デヴィ被告は2025年2月、東京都渋谷区内の飲食店で、当時秘書だった女性に対し、シャンパングラスなどを投げつけたとされる。

さらに同年10月には、渋谷区内の動物病院で、当時マネジャーだった女性に対し、胸や腹を殴ったり、蹴ったりするなどしたとされている。

2件について、暴行罪に問われている。

元秘書との口論でシャンパングラス投げつけか

9月8日の公判で検察側は、飲食店での事件について、元秘書の発言にデヴィ被告が怒りを感じ、口論になった末にシャンパングラスを投げたと指摘した。

一方、動物病院での事件については、飼い犬の死をめぐり怒っていたデヴィ被告を元マネジャーがなだめたことが、暴行のきっかけになったとした。

初公判では「瞬間湯沸かし器みたいなところがある」

デヴィ被告は6月23日に東京地裁で開かれた初公判で、起訴内容をおおむね認めた。

ただ、シャンパングラスを投げたことについて問われた際には「あまり覚えていない」と繰り返しており、弁護側も「記憶はあいまいだが、積極的に否認する趣旨ではない」と説明していた。

その一方でデヴィ被告は、自身について「瞬間湯沸かし器のようなところがありますので、自制心を持たなければいけない」と述べ、大人げないことをしたとして反省の言葉を述べていた。

テレビ出演キャンセルなど「約9000万円の損失」

今回の事件をめぐっては、刑事裁判だけでなく芸能活動への影響も出ている。

弁護側はこれまでの公判で、事件後にテレビ出演がキャンセルされるなどし、デヴィ被告側に約9000万円の損失が生じたと明らかにしている。

長年にわたりテレビ番組やイベントなどで活動してきた著名タレントだけに、事件発覚後の仕事への影響も大きかったことがうかがえる。

事務所は当初、一部行為を否定するコメント

この事件をめぐっては、デヴィ被告の事務所が事件発覚後、動物病院での出来事について、「殴る」「蹴る」といった行為や、相手がけがを負うような行為は行っていないとの趣旨のコメントを発表していた。

その後、デヴィ被告は在宅起訴され、6月の初公判では起訴内容をおおむね認める姿勢を示している。

検察側は罰金20万円を求刑

9月8日の公判で、検察側はデヴィ被告に対して罰金20万円を求刑した。

今後、東京地裁がどのような判決を言い渡すのかが注目される。

デヴィ被告はインドネシアのスカルノ元大統領の夫人として知られ、日本では20年以上にわたり芸能活動を続けてきた。

週刊TAKAPIでは、判決や事務所側の新たな対応などが確認され次第、続報する。

週刊TAKAPI 編集部/松本

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