愛知県豊橋市の豊橋市自然史博物館で8月13日、「シリーズワークショップ:リアル化石研究体験2026」のサマースクール版が始まりました。
期間は16日までの4日間。三葉虫やアンモナイトの実物化石を使い、化石のクリーニングから3Dデータ・レプリカ制作、薄片制作、電子顕微鏡による観察まで、実際の研究に近い工程を連続して体験する少人数制のプログラムです。豊橋市自然史博物館の公式案内では、各日午前10時から午後3時30分まで実施されます。
三葉虫・アンモナイトを実際に研究 4日間のサマースクール
「リアル化石研究体験2026」は、一般的な化石発掘やクリーニング体験よりも、研究手法そのものに重点を置いたシリーズ型ワークショップです。
サマースクール版では8月13日から16日までの4日間を通して、
三葉虫やアンモナイトのクリーニング、3Dデータの作成、レプリカ制作、化石薄片の制作、電子顕微鏡を使った観察などに取り組みます。
講師を務めるのは、豊橋市自然史博物館の一田昌宏学芸員です。制作した成果物は参加者が持ち帰ることができます。
対象は中学1年生以上 わずか6人の少人数制
対象は中学1年生以上で、定員は6人です。
参加費は1回3500円で、4日間すべて参加すると計1万4000円。申し込みはWebによる抽選方式で、7月23日午前9時に締め切られました。
サマースクール版は4日間を通したシリーズ企画となっているため、全日程に参加できることが応募条件です。会場は豊橋市自然史博物館の研究棟などとなっています。
通常の大型イベントとは異なり、定員を6人まで絞っている点も特徴です。
専門機器を実際に扱いながら、学芸員とともに研究工程を進めることを前提としたプログラム設計となっています。
豊橋市の新規事業 「豊橋出身の研究者を育てたい」
この企画は、豊橋市の2026年度新規事業としてスタートしました。
市の予算資料では「リアル化石研究体験2026」が「若手みらい提案事業」の一つとして位置付けられており、事業費は24万8000円です。
豊橋市は若手職員の政策アイデアを実際の事業として具体化する取り組みを進めており、この企画については「豊橋出身の研究者を育てたい」として、専門機器や実物化石を使った本格的な研究体験を提供する狙いを示しています。
市の資料では、三葉虫やアンモナイトの実物化石のクリーニング、3Dデータ・レプリカ制作、化石薄片の制作、走査型電子顕微鏡による観察分析などを実施内容として挙げています。
通常版とサマースクール版の2本立て
「リアル化石研究体験2026」には、通常版とサマースクール版があります。
通常版は5月9、10日、6月6、7、20日の計5日間で実施され、サマースクール版は今回の8月13日から16日までの4日間です。
市の事業資料でも、通常版を5〜6月の週末5日間、サマースクール版を8月中旬の4日間とし、それぞれ定員6人の少人数ワークショップとして計画しています。
単発イベントではなく複数日にわたって研究工程を経験させることで、化石を「見る」「触る」だけではなく、研究対象として扱うところまで踏み込んでいるのが特徴です。
豊橋から将来の研究者が生まれるか
自然史博物館のワークショップには、化石や生物、地質などをテーマとした体験型企画が数多くあります。
その中でも今回の「リアル化石研究体験2026」は、専門機器や実物資料を使い、研究の一連のプロセスを少人数で経験できる点で、より専門性の高い位置付けです。
市が掲げる「豊橋出身の研究者を育てたい」という狙いに対し、今回のサマースクールが参加者の進路や科学への関心にどのようにつながるのかも注目されます。
編集部まとめ
愛知県豊橋市の豊橋市自然史博物館で8月13日、「リアル化石研究体験2026」サマースクール版が開幕しました。対象は中学1年生以上、定員6人で、16日までの4日間、三葉虫やアンモナイトを使ったクリーニング、3Dデータ・レプリカ制作、化石薄片、電子顕微鏡観察などを体験します。
同事業は豊橋市の「若手みらい提案事業」から2026年度に新規事業化され、事業費は24万8000円。単なる化石体験ではなく、将来の研究者育成まで視野に入れた科学教育型の取り組みとなっています。
週刊TAKAPI編集部/松本
特記事項
本記事は2026年8月13日時点の豊橋市自然史博物館公式案内および豊橋市2026年度予算資料をもとに構成しています。参加募集はすでに終了しており、今回の記事は同日開幕したサマースクール版の内容を紹介するものです。
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