愛知県豊橋市が、市民からの寄付などを原資とする「トヨッキー基金(市民協働推進基金)」を活用した市民協働推進補助金で、9企画を採択しました。
2026年度の応募は計23件で、「つつじ補助金」8件のうち2件、「くすのき補助金」10件のうち5件、「わかば補助金」5件のうち2件が採択されました。市が公表した各企画の採択額を合計すると184万6000円となります。
市民協働推進補助金は、非営利で不特定多数の人のためになる公益的な社会貢献活動を資金面から支援する制度です。つつじ補助金は原則上限10万円、くすのき補助金は上限30万円、わかば補助金は原則上限10万円となっています。
嵩山町の空き家把握と竜ヶ池公園の清掃活動
活動開始時の比較的小規模な事業などを支援する「つつじ補助金」では、2企画が採択されました。
嵩山まちづくりネットワーク会は、嵩山町の地域コミュニティ維持に向け、まち歩きによる空き家の実態把握を進めるほか、移住希望者の呼び込みやマッチングにつなげる座談会兼相談会を実施します。採択額は10万円です。
山田町シニアクラブ銀友会は、山田・牧野・江島の3町の住民が利用する竜ヶ池公園で、清掃用品を保管する3町共有の倉庫を設置。自治会や子ども会などとの合同清掃会も開きます。採択額は10万円です。
2日間の宿泊防災訓練やヤングケアラー支援
比較的規模の大きい活動などを対象とする「くすのき補助金」では5企画が採択され、計144万6000円が配分されます。
まつば有志の会は、子どもの育成や地域活性化につなげる校区全体の夏祭りを開催し、30万円が採択されました。
吉田方校区防災会連絡協議会は、校区全体を対象に2日間かけて実施する体験型の宿泊防災訓練で29万円。本郷お互いさまの会は、高齢者世帯などの困りごとやヤングケアラー問題に対応する相談窓口、生活援助、児童や住民の居場所づくりで30万円が採択されています。
東田おやじの会は、子どもたちによる音楽やダンスの発表などを盛り込んだ「東田さくら祭り」で30万円。下地自主防災会は、避難行動要支援者に必要な援助を把握し、避難先などの個別情報を書き込める減災マップを作成する取り組みで25万6000円となりました。
愛知大学で子ども食堂 小学生向け採蜜体験も
若者が企画・実施する公益的な活動を対象とする「わかば補助金」では2企画が採択されました。
とよっ子応援団は、愛知大学で子どもたちに遊びの場や、豊橋の特産品を使った食事を無料で提供する「とよっこ子ども食堂」を開催します。今回でわかば補助金の活用は3回目で、採択額は10万円です。
蜂蜜同好会は、小学生を対象にミツバチの生態や蜂蜜ができる過程を学ぶ講義、採蜜体験会を実施します。科学の楽しさや自然環境について考える機会につなげる企画で、10万円が採択されました。
編集部まとめ
豊橋市の2026年度市民協働推進補助金では、23件の応募から9企画が採択され、採択額は計184万6000円となりました。対象は空き家の実態把握、宿泊型防災訓練、避難行動要支援者への備え、高齢者・ヤングケアラー支援、子ども食堂、環境・科学学習など多岐にわたります。
今後は各団体による事業開始、開催日程、参加者募集などが具体化する見通しで、地域単位の動きとして継続して追える案件です。
週刊TAKAPI編集部/松本
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