福岡市中心部を流れる那珂川で女性の遺体が見つかった事件で、福岡県警は2026年8月20日、死亡した女性が何者かに殺害されたと断定し、中央警察署に約70人体制の捜査本部を設置した。
死亡したのは、福岡市中央区に住むネパール国籍の専門学校生、ラジバンシ・ラクスミさん(25)。顔面や頭部には多数の傷があり、自宅からは争ったような跡や血痕も確認されている。
19日午前5時45分ごろ、那珂川で発見
警察によると、19日午前5時45分ごろ、福岡市中央区天神を流れる那珂川で、ラクスミさんがうつぶせの状態で水面に浮いているのが見つかった。
その場で死亡が確認され、発見時はTシャツと短パン姿だった。所持品などは確認されなかった。
警察は当初、事件と事故の両面から調べていたが、その後の身元確認でラクスミさんと判明した。
顔面や頭部に多数の傷 司法解剖でも死因特定できず
司法解剖などの結果、ラクスミさんの顔面や頭部には多数の傷が確認された。
一方、司法解剖では詳しい死因を特定できなかったという。
県警は、遺体の傷や現場の状況、自宅の状況などを総合的に判断し、ラクスミさんが何者かによって殺害されたと断定した。
自宅に争った跡と血痕
捜査で新たに重要な手掛かりとなっているのが、ラクスミさんの自宅だ。
自宅内には争ったような跡があり、血痕も見つかった。
警察は、この血痕と事件との関連を調べるとともに、自宅が犯行現場だった可能性も含めて詳しく捜査している。
ただ、現時点ではラクスミさんが自宅で殺害されたのか、別の場所で襲われたのかは明らかになっていない。
70人体制で捜査 事件前後の足取りを確認へ
福岡県警は20日、中央警察署に約70人体制の捜査本部を設置した。
今後はラクスミさんの交友関係や事件前後の行動を確認するとともに、自宅周辺や那珂川周辺の防犯カメラ映像などを調べ、殺害に至った経緯や犯人の特定を進める。
遺体がどこから川に入ったのか、殺害場所と遺体発見場所が同じなのかについても、事件解明の焦点となる。
現時点で凶器や犯人像、動機については公表されていない。
編集部まとめ
那珂川での遺体発見から約1日。捜査は事故の可能性を含めた段階から、殺人事件としての本格捜査に切り替わった。
顔面や頭部の多数の傷に加え、自宅から争ったような跡と血痕が見つかったことが重要な手掛かりとなっている。
一方、司法解剖でも死因は特定されていない。捜査本部が今後、自宅で何が起きたのか、ラクスミさんがどのような経緯で那珂川に至ったのかをどこまで解明できるかが焦点となる。
週刊TAKAPI編集部/成田(デスク)
特記事項
この記事は2026年8月20日正午時点で公表・確認されている情報をもとに構成しています。殺害場所、詳しい死因、凶器、犯人像、動機などは公表されていません。捜査の進展に応じて内容を更新します。
福岡・那珂川女性殺人事件とは
2026年8月19日朝、福岡市中央区天神を流れる那珂川で25歳のネパール国籍の専門学校生が遺体で見つかった事件です。福岡県警は顔面や頭部の多数の傷、自宅で確認された争った跡や血痕などから殺人事件と判断し、約70人体制の捜査本部を設置しました。
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