鹿児島県いちき串木野市の照島神社近くの海岸で、男子中高生4人が沖へ流され、うち3人が行方不明となっている水難事故で、29日、現場付近の沖合から男性2人が発見された。
消防などによると、2人はいずれも心肺停止の状態だという。海上保安部などが身元の確認を進めるとともに、引き続き周辺海域で捜索を続けている。
現時点で、発見された2人が行方不明となっている3人と同一人物かどうかは正式に確認されていない。
29日午前、現場付近の沖合で2人を発見
事故発生から一夜明けた29日、串木野海上保安部や消防などは朝から捜索を再開した。
消防隊員のほか、船舶なども加わって海岸や沖合を捜索する中、現場付近の海上で男性2人が相次いで発見された。
消防などによると、発見時はいずれも心肺停止の状態だったという。
身元については確認が続いている。心肺停止は医師による死亡確認とは異なるため、週刊TAKAPIでは現段階で死亡とは扱わない。
発見された2人が不明となっている男子中高生と確認された場合、未発見者は1人となる。
28日午後、4人が沖へ流される
事故が起きたのは28日午後3時40分ごろ。
「高校生1人と中学生3人が溺れかけている」と、一緒にいた男子中学生から119番通報があった。
海上保安部などによると、現場には市内在住の友人同士の男子中高生5人がいた。
照島神社近くの岩場から海に入って遊んでいたところ、高校生(17)と中学生(13)の兄弟が溺れ、助けようとして海に入った中学生(14)と中学生(12)も巻き込まれ、計4人が沖へ流されたとみられている。
このうち12歳の男子中学生は、通報から約40分後に巡視艇に救助された。
救助時には会話ができる状態で、命に別条はないとされている。
一方、高校生(17)と中学生(13)、中学生(14)の3人が見つからず、海上保安部などが捜索を続けていた。
現場は遊泳禁止 事故当時はうねり
現場は、東シナ海に面した照島海岸周辺。
この海域は遊泳禁止とされている。
事故当時は海にうねりがあり、波が高い状態だったとされ、28日は海況の影響から潜水による捜索などが難しい状況が続いた。
29日は朝から捜索態勢を拡大し、海上と陸上の双方から行方不明者の捜索が続けられた。
現場周辺では衣類とみられるものも発見されており、海上保安部などが事故との関連を確認している。
「飛び込みスポット」との情報も 事故原因は調査中
照島神社周辺の岩場については、若者らが海へ飛び込む場所として利用していたとの地域住民の証言も出ている。
一方、こうした証言だけをもって事故原因を断定することはできない。
海中の地形や当時の波、潮流、4人が流されるまでの状況などについては、海上保安部などによる今後の調査を待つ必要がある。
編集部まとめ
28日に3人が行方不明となった事故は、29日の捜索で男性2人が心肺停止状態で発見される新たな局面を迎えた。2人の身元確認と、なお確認されていない行方不明者の捜索が焦点となる。
週刊TAKAPI 編集部/一条
特記事項
発見された2人については、消防などが心肺停止の状態としているものの、現時点で死亡確認とは扱っていません。
また、2人が行方不明となっている男子中高生と同一人物であるかについても、正式な身元確認が完了するまでは断定しません。
行方不明者はいずれも少年であるため、週刊TAKAPIでは氏名を掲載せず、年齢など必要最小限の情報にとどめています。
事故の発生状況、遊泳禁止区域の範囲、当時の海況などについては、今後の当局発表によって内容が更新される可能性があります。
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