【岐阜・本巣】ケーキ店「さんらいず」で2人死亡 「人が刺された」「ガソリン」と110番、県警が事件性捜査

岐阜県本巣市のケーキ店「さんらいず」で発生し2人が死亡、3人が搬送された火災を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

岐阜県本巣市宗慶のケーキ店「さんらいず」で9月5日夜、店舗兼住宅を焼く火災があり、焼け跡から2人の遺体が見つかりました。店主を含む3人が病院へ搬送されています。

出火時には建物内から「人が刺された」「ガソリンがまかれ、火事になっている」との110番通報がありました。岐阜県警は通常の建物火災ではなく、店内で何らかのトラブルが起きた可能性も含めて捜査しています。

閉店後の店内に11人 焼け跡から2人の遺体

火災が発生したのは5日午後9時ごろです。

当時、店は営業時間を終えていましたが、建物内には店主と知人ら合わせて11人がいました。県警は、死亡したのはこのうち連絡が取れていなかった2人とみて、身元確認を進めています。

店主を含む3人は病院へ搬送されました。残る6人については連絡が取れており、警察が当時の状況を聴いています。搬送された3人の詳しい容体は、6日午前までの公表情報では明らかになっていません。

「人が刺された」「ガソリンをまいている」 出火時に緊迫した通報

警察発表を基にした複数の報道では、建物内にいた女性から「人が刺された。ガソリンをまいている。火事になっている」と110番通報があったとされています。

初動段階では通報先を119番とする情報もありましたが、6日午前までに確認できた主要な警察発表ベースの情報では110番で一致しています。本稿では110番を採用します。

また、「ナイフで刺された」とする表現や、「人が刺された」とする表現など、通報内容の細部には報道ごとの差があります。

現時点で、実際に刺傷行為があったのか、ガソリンが使用されたのか、誰が出火に関与したのかについて、県警による最終的な事実認定は示されていません。

店主は66歳 初期報道では「60代」とする表現も

店主については、複数の警察発表ベースの報道で66歳とされています。

一方、初期段階では「60代女性」「店主の女性」と幅を持たせた情報も出ていました。

現時点では具体的な年齢を示した情報が複数で一致しているため、本稿では66歳としています。

約300平方メートル焼損 屋根の一部焼け落ちる

建物は2階建ての店舗兼住宅で、約300平方メートルが焼けました。火は出火から約3時間後に消し止められています。

消防車など14台が消火活動にあたり、現場では屋根の一部が焼け落ちたほか、消火後もしばらく煙が上がっていました。

別の現場描写では、屋根の骨組みが露出し、2階の窓が割れている状況も確認されています。6日朝になっても周辺には焦げた臭いが残り、捜査員や消防関係者が現場を出入りしていました。

2026年で開店20年 地域で利用されてきたケーキ店

「さんらいず」は、2026年で開店20周年を迎えるケーキ店です。店舗にはケーキや焼き菓子などの販売スペースに加えて、飲食スペースも設けられています。

近隣では以前から利用していたという住民の声もあり、地域で営業を続けてきた店舗でした。

現場は樽見鉄道・北方真桑駅から南西約1.2キロ。住宅と田畑が広がる地域です。

「知人が関与」とする情報も 現段階では人物を確定せず

今回の火災をめぐっては、一部の配信で、店内にいた知人の1人が関与した可能性を県警が調べているとの情報も出ています。

一方、ほかの警察発表ベースの情報では「何らかのトラブルがあったとみて調べている」とする段階にとどまり、具体的な人物の関与までは示されていません。

このため週刊TAKAPIでは、現時点で搬送者や知人の誰かを事件関係者と断定しません。

現時点で確認できる情報と未確定情報

6日午前までに複数の情報で共通しているのは、5日午後9時ごろに「さんらいず」で火災が発生したこと、閉店後の建物内に11人がいたこと、焼け跡から2人の遺体が見つかったこと、3人が搬送されたことです。

さらに、出火時に「人が刺された」「ガソリンがまかれた」とする110番通報があった点も共通しています。

一方で、刺傷行為の有無、ガソリン使用の事実、出火原因、関与した人物、死亡した2人の身元、搬送された3人の詳しい容体については確定していません。

県警は現場検証を進めるとともに、建物内にいた関係者から事情を聴き、出火前後に何が起きていたのかを調べています。

編集部まとめ

現時点では、火災そのものと、110番で申告された刺傷・ガソリン使用がどのようにつながるのかは確定していません。今後は2人の身元確認に加え、現場検証でガソリン使用や刺傷の痕跡が確認されるか、県警が事件としてどのように事実関係を整理するかが焦点です。

週刊TAKAPI 編集部/成田

特記事項

この記事は2026年9月6日午前までに確認できる警察発表を基にした複数の公開情報、現場報道、店舗公開情報を突き合わせて構成しています。

初期情報には通報先を110番、119番とする違いや、店主の年齢を「60代」「66歳」とする表記差がありました。現時点では複数の警察発表ベース情報で一致している110番、66歳を採用しています。

また、一部で関係者の事件への関与可能性が報じられていますが、人物の関与は捜査中のため確定情報として扱っていません。

Q本巣市のケーキ店「さんらいず」で何が起きたのですか?
A2026年9月5日夜、店舗兼住宅で火災が発生し、焼け跡から2人の遺体が見つかりました。店主を含む3人が病院へ搬送されています。
Q火災はいつ、どこで発生しましたか?
A9月5日午後9時ごろ、岐阜県本巣市宗慶のケーキ店「さんらいず」で発生しました。当時、閉店後の建物内には店主や知人ら計11人がいたとされています。
Q110番ではどのような内容が伝えられたのですか?
A建物内にいた女性から「人が刺された」「ガソリンがまかれた」「火事になっている」といった内容の110番通報があったとされています。
Q放火や刺傷事件だったことは確定していますか?
A現時点では確定していません。刺傷行為の有無、ガソリンが実際に使われたか、誰が出火に関与したかについて県警が調べています。
Q今後の捜査では何が焦点になりますか?
A死亡した2人の身元確認に加え、搬送された3人の容体、店内で起きたトラブル、刺傷やガソリン使用の有無、出火原因などが焦点です。

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