京都市のたけびしスタジアム京都で開催中の第74回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会で12日、配布された弁当を食べた競技役員や補助役員らが下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴え、23人が病院へ搬送されました。
京都市消防局などによると、搬送されたのは10代から70代の男性16人、女性7人です。このうち70代の男性1人が重症、3人が中等症、19人が軽症で、重症の男性に意識はあるということです。
主催者によると、選手や監督、コーチには同様の症状を訴えた人は確認されていません。
午後4時35分ごろ通報 消防・救急車両20台が出動
消防などによると、12日午後4時35分ごろ、「6人に下痢などの症状が出ており、増える可能性がある」と119番通報がありました。
当初は6人程度が競技場内の救護室を訪れていましたが、その後、体調不良を訴える大会関係者が増えました。
消防は救急車や消防車など計20台を出動させ、午後7時前までに23人を病院へ搬送しました。
弁当約500食 150食用意された1種類で症状集中
日本実業団陸上競技連合によると、弁当は競技役員や補助役員向けに約500食が用意されました。
1業者が4種類の弁当を調理し、午前10時半ごろまでに会場へ届けられていたということです。
主催者の説明では、このうち150食が用意された1種類を食べた人に症状が集中していました。
一方、現時点で弁当と症状との因果関係や、原因となった食材、細菌・ウイルスなどは確定していません。
集団食中毒の可能性がありますが、原因は明らかになっていません。
選手・監督・コーチには症状確認されず
主催者によると、症状を訴えたのは競技役員や補助役員で、選手やチームの監督、コーチには同様の症状は確認されていません。
日本実業団陸上競技連合の酒井勝充大会委員長は、今回の事態について謝罪し、発症した関係者の早期回復を願うコメントを出しています。
最終日13日は予定通り開催
主催者は、13日の大会最終日について予定通り開催するとしています。
阿相久志大会事務局長は、選手や監督に同様の症状が確認されていないことを理由に、予定通り実施する考えを示しました。
一方、二次感染や三次感染を防ぐため、会場内の消毒やゾーニング、立ち入り区域の設定などを検討しています。
原因は未確定 弁当との因果関係を断定せず
今回、特定の1種類の弁当を食べた大会関係者に症状が集中していることは確認されています。
ただし、現時点で「弁当が原因の食中毒」と確定したわけではありません。
原因や患者数などについて新たな情報が確認された場合は、続報として更新します。
週刊TAKAPI 編集部
特記事項
この記事は2026年9月12日時点で確認できる京都市消防局と大会主催者の説明をもとに構成しています。
23人が救急搬送され、内訳が重症1人、中等症3人、軽症19人であること、約500食のうち150食用意された1種類の弁当を食べた人に症状が集中していることは確認されています。
一方、原因となった食品や病原体、弁当との因果関係は現時点で確定していません。「集団食中毒の可能性」と「食中毒が確定したこと」は区別して記載しています。
情報提供募集
今回の体調不良や大会運営について、公表可能な情報、現地の状況、関係者からの情報をお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、または公式LINEまでお寄せください。
患者や大会関係者を特定する未確認情報はそのまま掲載せず、内容を確認したうえで取材・報道に活用します。
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