京都市のたけびしスタジアム京都で開催されている第74回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会で12日、大会役員やスタッフらが下痢、嘔吐、発熱などの症状を訴えた問題で、救急搬送された人数が28人に増えたことが分かりました。
京都市消防局などによると、搬送されたのは10代から70代の男女28人。このうち70代男性と20代女性の2人が重症、3人が中等症、23人が軽症で、いずれも意識はあるということです。選手や監督など出場チームの関係者は搬送者に含まれていません。
23人から28人に 重症者も1人から2人へ
12日午後4時35分ごろ、会場から「下痢などの症状が出ている人がいる」と119番通報があり、救急車や消防車両など計20台が出動しました。
当初、午後7時前の段階では23人の搬送が確認され、重症1人、中等症3人、軽症19人とされていました。
その後、搬送者は28人に増え、重症者も70代男性1人から、20代女性を加えた2人となりました。
約500食を用意 約150食の同じ種類に症状集中
日本実業団陸上競技連合によると、大会役員や補助役員向けに昼食用の弁当約500食が用意されていました。
弁当は1業者が4種類を用意し、午前10時ごろまでに会場へ到着。このうち約150食が用意された同じ種類の弁当を食べた人に症状が集中したとされています。
一部報道では、症状を訴えた関係者が食べていたのは「カツとじ弁当」だったとされています。会場では、カツとじ弁当を食べて体調が悪い競技役員らに申し出るよう呼びかけるアナウンスもあったと報じられています。
ただし、現時点で「カツとじ弁当が食中毒の原因だった」と行政機関が確定したわけではありません。
弁当は午前10時ごろ到着 保管状況も確認へ
報道によると、弁当は午前10時ごろ会場へ到着し、その後、室内で保管されていたとされています。
具体的な保管温度や調理から提供までの時間、食材、原因となる細菌やウイルスなどは明らかになっていません。
食中毒の可能性も含め、原因の確認が進められています。
選手・監督らは搬送されず
搬送されたのは大会役員や運営スタッフなどで、選手や監督など出場チームの関係者は含まれていないということです。
日本実業団陸上競技連合の酒井勝充大会委員長は今回の事態について謝罪し、発症した関係者の早期回復を願う考えを示しています。
13日の最終日は予定通り開催へ
主催者は、13日の大会最終日について予定通り実施するとしています。
選手やチーム関係者に同様の症状が確認されていないことを理由に開催を続ける一方、二次感染や三次感染を防ぐため、会場内の消毒やゾーニング、立ち入り制限などの対策を検討しています。
食中毒はまだ確定せず
現時点で確認できるのは、同じ種類の弁当を食べた大会関係者に下痢、嘔吐、発熱などの症状が集中し、28人が救急搬送されたことです。
一方で、弁当との因果関係、原因となった食材や病原体、提供業者に対する行政上の判断などは確定していません。
「食中毒の可能性」と「食中毒が確定したこと」は分けて見る必要があります。
編集部まとめ
全日本実業団対抗陸上競技選手権大会で発生した集団体調不良は、12日夕方時点の23人搬送・重症1人から、28人搬送・重症2人へ更新されました。
約500食のうち、約150食が用意された同じ種類の弁当を食べた人に症状が集中し、その後の報道では「カツとじ弁当」だったとされています。
ただし、原因食品や病原体はまだ確定していません。
主催者は13日の最終日を予定通り実施するとしており、会場では消毒やゾーニングなどの対策が検討されています。
週刊TAKAPI 編集部
特記事項
この記事は2026年9月13日時点で確認できる京都市消防局、大会主催者の説明、複数の公開報道をもとに、9月12日公開記事を更新・再構成しています。
前回掲載時の「23人搬送、重症1人」は12日夕方時点の情報で、その後「28人搬送、重症2人」に更新されました。
「カツとじ弁当」や弁当の保管状況については報道で確認された情報であり、食中毒の原因食品として行政機関が確定したという意味ではありません。
情報提供募集
今回の体調不良、大会運営、弁当の提供状況について、公表可能な情報や現地の状況、関係者からの情報をお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、または公式LINEまでお寄せください。
患者や大会関係者を特定する未確認情報や医療情報はそのまま掲載せず、内容を確認したうえで取材・報道に活用します。
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