長野県は9月18日、飲酒運転をしたとして、産業労働部の現地機関に勤務する68歳の男性会計年度任用職員を懲戒免職にしたと発表した。男性職員は停車中の車内で飲酒した後、自家用車を運転し、安曇野市内の店舗駐車場に入る際にフェンスへ衝突する物損事故を起こしていた。
県は、この事案に関連して管理監督者1人を口頭注意としている。
停車中の車内で飲酒、その後に自家用車を運転
長野県の発表によると、男性職員は8月21日、停車していた車内で酒を飲み、その後、自家用車を運転した。
運転を始めた後、安曇野市内にある店舗の駐車場へ入ろうとした際、フェンスに衝突。物損事故を起こした。
県は男性職員の所属について「産業労働部・現地機関」、身分を「会計年度任用職員」と公表している。年齢は68歳で、9月18日付で懲戒免職とした。
長野県の処分基準、酒気帯び運転は「免職または停職」
長野県が公表している「懲戒処分等の指針」では、交通事故・交通法規違反について処分の標準例を定めている。
飲酒運転については、酒酔い運転をした職員は「免職」、酒気帯び運転をした職員は「免職又は停職」としている。また、酒気帯び運転で人を死亡させたり、けがをさせたりした場合は免職としている。
ただし、県の今回の発表では男性職員の行為を「飲酒運転」と記載するにとどまり、酒酔い運転と酒気帯び運転のどちらに該当したのかは明らかにしていない。
呼気中のアルコール濃度や飲酒量、飲酒から運転までの時間についても公表されていない。
フェンスに衝突、県発表では「物損事故」
事故について県が明らかにしているのは、安曇野市内の店舗駐車場へ入る際にフェンスへ衝突したという点だ。
発表資料では「物損事故」とされており、人身事故だったとの記載はない。
一方、警察による検挙の有無や道路交通法違反に関する刑事・行政上の手続きについて、今回の県発表では明らかにされていない。このため週刊TAKAPIでは、これらについて現時点で断定しない。
管理監督者1人も口頭注意
長野県は今回の事案を受け、男性職員本人を懲戒免職としただけでなく、管理監督者1人を口頭注意とした。
県の懲戒処分等の指針では「口頭注意」は地方公務員法に基づく懲戒処分ではなく、指導上の措置として位置付けられている。所属長が口頭で責任を確認させ、将来を戒める措置だ。
県は今回、管理監督者を口頭注意とした具体的な理由について、9月18日の発表資料では詳しく説明していない。
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担当記者:松本

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