【福岡】女子トイレに小型カメラ「約2カ月で3回ほど」 25歳中学教諭を懲戒免職、市教委が被害届受理

福岡市立中学校の女子トイレに約2カ月間で3回ほど小型カメラを設置したと説明した25歳男性教諭が懲戒免職となった問題を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

福岡市教育委員会は10月2日、勤務する市立中学校の女子トイレに小型カメラを設置したとして、早良区の市立中学校に勤務する男性教諭(25)を懲戒免職処分としました。

当初確認されていたのは9月6日の設置でしたが、その後の市教委の聞き取りで、男性教諭が約2カ月間に同じ女子トイレへ3回ほどカメラを設置したと説明していることが分かりました。

男性教諭は過去に記録されたデータについて「すべて削除した」と説明しているとされています。一方、9月に女子生徒が発見したカメラには記録媒体が入っていませんでした。

さらに、市教委は建造物侵入の疑いで警察に被害届を提出し、受理されています。10月2日夜時点で、男性教諭が逮捕、書類送検、起訴されたとの情報は確認されていません。

女子生徒がトイレ内の小型カメラを発見

市教委などによると、男性教諭は9月6日、勤務する中学校の女子トイレに私物の小型カメラを設置しました。

翌7日、女子生徒がトイレ内でカメラを発見し、学校側に報告。男性教諭はその後、自分が設置したことを校長に申し出たとされています。

発見されたカメラには記録媒体が入っていなかったとされています。

しかし、市教委が男性教諭から事情を聴いた結果、カメラの設置はこの1回だけではなかったことが判明しました。

「約2カ月で3回ほど」同じ女子トイレに設置

男性教諭は市教委の聞き取りに対し、約2カ月間に同じ女子トイレへ3回ほどカメラを設置したと説明しているということです。

さらに、過去の設置時に記録されたデータについては「すべて削除した」と話しているとされています。

今回発見されたカメラに記録媒体がなかったことと、過去に設置したカメラで何が記録されていたのかは別の問題です。

現時点では、過去の設置によって実際に生徒が撮影されたのか、撮影された場合の人数や映像の内容、削除されたとされるデータが確認されているのかについては明らかになっていません。

「中学生なら発覚しにくい」と考えた趣旨の説明

男性教諭が市教委の聞き取りに対し、「中学生なら発覚しにくい」と考えていた趣旨の説明をしていることも明らかになっています。

一方で、男性教諭は別の説明として、

「カメラ機材に興味があった」

「中学生への性的な興味はなかった」

などと話しているとされています。

これらはいずれも男性教諭本人の説明です。

市教委が処分の前提として確認したカメラ設置の事実と、男性教諭がその理由について述べた説明は分けて捉える必要があります。

市教委が被害届提出 建造物侵入の疑いで受理

刑事手続きについても進展しています。

福岡市教育委員会は、男性教諭が女子トイレに立ち入った行為について、建造物侵入の疑いで警察に被害届を提出し、受理されたとしています。

被害届が受理されたことは、男性教諭の刑事責任が確定したことを意味するものではありません。

10月2日夜時点で、逮捕、書類送検、起訴の有無は確認されていません。

警察が今後どの範囲まで事実関係を確認し、建造物侵入以外の法令違反について捜査するかも現時点では明らかになっていません。

25歳教諭を懲戒免職 校長も戒告

福岡市教育委員会は10月2日付で男性教諭を懲戒免職としました。

また、勤務校の校長についても、管理監督上の責任があったとして戒告処分としています。

今回、市教委の聞き取りによって約2カ月間に3回ほどカメラを設置したとの説明が明らかになりましたが、過去の設置時に学校側が異常を把握していたかどうかについては確認されていません。

過去の設置で何が記録されたかは未確認

今回の処分で重要なのは、9月に発見された1回だけではなく、本人の説明では約2カ月間に同じ女子トイレへ3回ほどカメラを設置していたとされる点です。

男性教諭は過去の記録データを削除したと説明しています。

一方で、実際に誰が撮影されたのか、撮影された人数や回数、削除されたデータが確認されているのかなどは公表されていません。

したがって、現段階で具体的な撮影被害の人数を断定することはできません。

編集部まとめ

福岡市早良区の市立中学校に勤務する25歳の男性教諭が、女子トイレへの小型カメラ設置を理由に懲戒免職となりました。

当初確認されていた9月6日の設置1回だけではなく、本人は市教委に対し、約2カ月間に同じ女子トイレへ3回ほどカメラを設置したと説明しています。

また、市教委は建造物侵入の疑いで警察に被害届を提出し、受理されています。

一方、過去の設置によって実際に撮影された生徒の有無や人数、削除されたとされる記録データの確認状況などは明らかになっていません。

週刊TAKAPI 編集部/一条

特記事項

本稿は2026年10月2日夜までに確認できた福岡市教育委員会の処分内容と報道内容を照合して構成しています。

男性教諭については建造物侵入の疑いで被害届が受理されていますが、現時点で逮捕、書類送検、起訴されたとの情報は確認されていません。

本人が説明した「約2カ月間に3回ほど」というカメラの設置回数は、撮影された生徒の人数を意味するものではありません。確認されていない被害人数や撮影内容については断定していません。

Q男性教諭はどのような処分を受けましたか?
A福岡市教育委員会が2026年10月2日付で懲戒免職処分としました。
Qカメラを設置したのは1回だけですか?
Aいいえ。男性教諭は市教委の聞き取りに対し、約2カ月間に同じ女子トイレへ3回ほどカメラを設置したと説明しています。
Q女子生徒の映像が残っていたのですか?
A9月に女子生徒が発見したカメラには記録媒体が入っていなかったとされています。一方、男性教諭は過去の設置時に記録されたデータを削除したと説明しており、実際に撮影された生徒の有無や人数は明らかになっていません。
Q警察への被害届は提出されていますか?
Aはい。福岡市教育委員会は建造物侵入の疑いで警察に被害届を提出し、受理されたとしています。
Q校長も処分されたのですか?
Aはい。福岡市教育委員会は勤務校の校長を戒告処分としています。

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