【大阪・関西万博】竹中工務店元所長を再逮捕 大屋根リング関連工事などで水増しか、総額6000万円以上の可能性

担当記者:松本

大阪・関西万博の工事を巡る背任事件で、竹中工務店の元所長の男が、会社に約1093万円の損害を与えたとして、7日に再逮捕された。

再逮捕されたのは、竹中工務店の元所長・河井辰巳容疑者(61)。

河井容疑者は2025年6月ごろ、大阪・関西万博の工事を巡って下請け業者に工事代金を水増しして請求させ、竹中工務店に約1093万円の損害を与えた疑いが持たれている。

同様の工事を巡りすでに起訴

河井容疑者は、同様の工事を巡って竹中工務店に約1363万円の損害を与えた疑いで2026年8月に逮捕され、その後、起訴されている。

今回の再逮捕によって、新たに約1093万円の損害を与えた疑いが浮上した形だ。

「大屋根リング」の落下防止柵工事などで水増しか

捜査関係者などによると、河井容疑者と下請け業者には約20年来の付き合いがあったという。

河井容疑者は、大阪・関西万博の象徴的な施設となった「大屋根リング」の落下防止柵工事などの名目で、本来の工事代金より高額な金額を請求するよう下請け業者側に求めていたとみられている。

一連の水増し請求の総額は、6000万円以上に上る可能性があるという。

自宅や親族経営カフェのリフォーム代に充てたか

水増しされた工事代金の一部は、河井容疑者の自宅や親族が経営するカフェ、所有するマンションのリフォーム代金などに充てられたとみられている。

会社の工事代金が私的な工事費用に流用されていた可能性があり、警察が詳しい資金の流れを調べている。

竹中工務店は9月11日付で懲戒解雇

竹中工務店は河井容疑者を2026年9月11日付で懲戒解雇している。

警察は今回の再逮捕について、河井容疑者の認否を明らかにしていない。

今後は、水増し請求が行われた工事の範囲や総額、下請け業者との具体的なやり取り、資金の流れなどについて捜査が進められるとみられる。

このニュースのポイント

Q何があった?
A大阪・関西万博の工事を巡り、竹中工務店の元所長が下請け業者に工事代金を水増し請求させ、会社に約1093万円の損害を与えた疑いで再逮捕されました。
Qどんな工事が関係している?
A捜査関係者などによると、大屋根リングの落下防止柵工事などが一連の水増し請求に関係しているとみられています。
Q水増しはいくら?
A今回の再逮捕容疑で会社に与えたとされる損害は約1093万円です。一方、一連の水増し請求の総額は6000万円以上に上る可能性があるとされています。
Q水増し分は何に使われた?
A河井容疑者の自宅や親族が経営するカフェ、所有するマンションのリフォーム代金などに充てられたとみられています。
Q竹中工務店はどう対応した?
A河井容疑者を9月11日付で懲戒解雇しています。

※刑事責任の有無や内容については、今後の裁判などで判断されます。

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