愛知県田原市は、防災や防犯情報を配信する「田原市安心安全ほっとメール」の運営会社が第三者から不正アクセスを受け、登録者のメールアドレス約1万3600件が漏えいした可能性があると明らかにした。
登録者からは「不審なメールが届いた」とする報告も数件寄せられているという。ただし、これらのメールが今回の不正アクセスによって得られた情報を使って送信されたものかは確認されていない。CBCテレビが14日に報じた。
防災・防犯情報を配信するメールサービス
対象となったのは「田原市安心安全ほっとメール」。
田原市が登録者のスマートフォンや携帯電話、パソコンに、防災情報、防災行政無線の放送内容、防犯情報などをメールで届けるサービスで、市は運営をIT会社に委託している。
運営会社は大阪市の「アルカディア」で、同社のメール配信システム「SpeeCAN RAIDEN」が第三者から不正アクセスを受けた。
田原市では約1万3600件が対象か
CBCテレビによると、田原市では約1万3600件のメールアドレスが漏えいした可能性がある。
現段階では、約1万3600件すべてについて外部への流出が確認されたわけではなく、市は「漏えいの可能性」があるとしている。田原市は10月13日、市のホームページでも今回の問題を公表した。
田原市分について、現時点で公表・報道されている対象はメールアドレスで、氏名や住所、電話番号などが田原市の登録者情報として漏えいしたとの情報は確認されていない。
運営会社、11日に不審な挙動を確認
アルカディアによると、10月11日午後4時30分ごろ、メール配信システムで不正アクセスが疑われる不審な挙動を確認した。
12日午前3時ごろには侵入経路を塞ぐ応急措置を実施。その後の調査で第三者による不正アクセスと個人情報漏えいの可能性を確認し、13日には侵入経路を特定して、不正アクセス元のIPアドレスを遮断したとしている。
同社は影響範囲の調査を続けている。
「不審なメールが届いた」数件の報告
田原市には、登録者から不審なメールが届いたとの報告が数件寄せられているという。
市は、身に覚えのない送信元からのメールや、不審なメッセージに添付されたファイルなどを開かないよう注意を呼びかけている。
一方、不審メールの送信と今回の不正アクセスとの直接的な関係は、現時点では確認されていない。
編集部まとめ
田原市の「安心安全ほっとメール」を運営するIT会社が不正アクセスを受け、登録者約1万3600件のメールアドレスが漏えいした可能性があることが分かった。
運営会社は11日に不審な挙動を確認し、その後、侵入経路を特定して遮断した。
田原市では登録者から不審なメールが届いたとの報告も数件ある。ただし、今回の不正アクセスとの直接的な関連は確認されていない。
市は、身に覚えのない送信元からのメールや、不審な添付ファイルを開かないよう注意を呼びかけている。
週刊TAKAPI 編集部/成田
特記事項
本記事は2026年10月14日時点で確認できた田原市、システム運営会社の公表内容、CBCテレビの報道をもとに構成しています。
約1万3600件のメールアドレスについては「漏えいした可能性」がある段階で、全件について外部流出が確認されたわけではありません。
また、登録者から報告された不審メールと今回の不正アクセスとの直接的な関連も、現時点では確認されていません。
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