2026年8月25日夜、名古屋市中区の栄・錦三丁目周辺で、愛知県警と名古屋市が悪質な客引きや違法看板を対象とした一斉取り締まりを実施した。
9月19日に開幕する第20回アジア競技大会と、10月18日に開幕する第5回アジアパラ競技大会を前に、国内外から多くの来訪者が見込まれることから、歓楽街の環境改善と治安対策を強化する。大会日程は組織委員会の公式情報でも確認されている。
警察官約80人が錦三を警戒
愛知県警によると、25日は警察官約80人が栄・錦三丁目周辺で抜き打ちの取り締まりを実施した。
公道上に設置された違法看板の撤去を指導したほか、私服警察官による警戒も行い、警察官に声をかけて店を案内した客引きを摘発したという。
その後に明らかになった取り締まり全体の規模では、愛知県警と名古屋市から過去最多となる約110人が参加。違法看板の設置について40件、客引きを目的に路上に立つ「客待ち行為」について9件を指導した。
さらに、条例で禁止された客待ち行為をしていた9人には再発防止命令が出された。愛知県警は今回、市と協力して約110人態勢の「栄地区浄化作戦」を展開しており、今後も取り締まりを強化する方針だ。
ぼったくり相談60件 被害総額4157万円
栄エリアでは、客引きなどを端緒とするトラブルも問題となっている。
愛知県警によると、2026年1月から7月末までに、栄エリアで寄せられた「ぼったくり被害」に関する相談は60件に上り、被害総額は4157万円に達している。
愛知県警生活安全総務課の担当者は、県外や海外から訪れる人に街の環境が悪い、怖いという印象を持たれないよう、歓楽街の健全化を進め、安全・安心な街を目指す考えを示している。
アジア競技大会の開幕まで1カ月を切る中、県警は錦三を含む繁華街で警戒と取り締まりを継続する。
編集部まとめ
今回の一斉取り締まりでは、客引きだけでなく、客待ち行為や違法看板など繁華街の環境を悪化させる行為を幅広く対象とした。
栄エリアでは7月末までにぼったくり被害の相談が60件、被害総額が4157万円に達している。大会期間中は国内外から多くの来訪者が見込まれ、繁華街の安全確保は大会警備と並ぶ重要な課題となる。
大会直前だけでなく、その後も継続的な対策につなげられるかが焦点となる。
週刊TAKAPI編集部/一条
特記事項
この記事は、2026年8月25日に名古屋市中区の栄・錦三丁目周辺で実施された一斉取り締まりについて、愛知県警の説明や26日までに明らかになった取り締まり結果、愛知・名古屋2026大会の公式情報を基に構成しています。
「警察官約80人」は警察官の参加人数、「約110人」は名古屋市職員などを含む取り締まり全体の参加人数で、対象範囲が異なります。
摘発、指導、再発防止命令はそれぞれ異なる措置であり、本記事では区別して記載しています。
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