【豊橋】「遺失物センター」名乗る詐欺電話が複数 自動音声で「個人か法人か」番号入力を要求

豊橋市で「遺失物センター」を名乗る詐欺電話が複数確認され豊橋警察署が注意喚起

豊橋警察署は2026年8月27日、豊橋市内に住む複数の人の固定電話に「遺失物センター」を名乗る詐欺電話がかかっているとして、注意を呼び掛けた。

警察によると、電話に出ると自動音声が流れ、「遺失物を保管しているので、個人か法人か番号を入力してください」などと案内する内容だった。

実際に「個人」を示す「1」を押した人もいたが、その後、電話が無音になったため通話を切り、被害には至らなかった。警察は「これは詐欺の電話です。絶対に対応しないでください」と注意を促している。

豊橋市内の複数の固定電話に同様の電話

今回の注意喚起で警戒すべきなのは、1件だけではなく、豊橋市内の複数の固定電話に同様の電話が確認されている点だ。

現時点で、電話があった具体的な件数や発信元の電話番号、国際電話だったかどうかなどは明らかになっていない。

一方、確認されたケースでは、自動音声に従って番号を押したものの、その後電話を切ったことで被害を免れている。

そのため、突然かかってきた電話で「遺失物を保管している」などと告げられても、自動音声の指示に従って番号を入力しないことが重要となる。

自動音声から個人情報を聞き出す手口に警戒

豊橋市内では、自動音声を入口とする特殊詐欺の前兆電話が繰り返し確認されている。

8月17日には、郵便局を名乗る自動音声で「郵便物がありますが連絡が取れないので名前を教えてください。数字を押してください」などと案内する電話があった。

指定された数字を押すと男に電話が代わり、氏名や生年月日を聞き出そうとしたという。

さらに7月には、郵便局を名乗る音声ガイダンスに従って番号を押したところ、住所や家族の有無、不在時間などを聞き出そうとする電話も確認されている。

今回の「遺失物センター」を名乗る電話が、これらと同一のグループや同一の手口によるものかは確認されていない。

ただ、自動音声で番号入力を促し、電話を次の段階へ進めようとする点には共通性があり、警戒が必要だ。

「落とし物がある」と言われても一度電話を切る

警察や官公署などを名乗る電話であっても、突然の電話だけで相手を信用しないことが重要となる。

落とし物について確認する場合は、かかってきた電話の案内に従うのではなく、一度電話を切り、警察の公式窓口など自分で確認した連絡先から問い合わせる方法がある。

豊橋警察署の代表電話は0532-54-0110。愛知県警の公式ページにも同番号が掲載されている。

豊橋の特殊詐欺被害額、7月現在で9億円超

今回の詐欺電話を軽視できない背景には、豊橋市内で特殊詐欺被害が大幅に増えている状況がある。

豊橋警察署が2026年8月14日に公表した情報によると、市内の特殊詐欺被害額は7月現在で9億49万8783円に達し、前年同期と比べて8億3253万1173円増加している。

警察は、特殊詐欺では国際電話からかかってくるケースが多いとして、固定電話で国際電話を利用しない場合には、国際電話の利用休止を被害防止策として案内している。

携帯電話についても、特殊詐欺電話を遮断する対策アプリの活用を呼び掛けている。

今回の「遺失物センター」を名乗る電話が国際電話だったかどうかは公表されていないが、知らない番号や不審な自動音声に対して、安易に操作を続けないことが重要だ。

番号を押さず、電話を切って確認を

「遺失物センター」「警察」「郵便局」など、信用されやすい名称を使った電話でも、自動音声で番号入力を求められた場合は警戒が必要となる。

特に、

  • 自動音声に従って番号を押さない
  • 氏名、生年月日、住所、家族構成などを伝えない
  • 口座番号や暗証番号を教えない
  • 「警察」「官公署」と名乗られても一度電話を切る
  • 自分で調べた正式な電話番号から確認する

といった対応が被害防止につながる。

警察への緊急性のない相談は「#9110」、事件や事故など緊急の場合は110番を利用できる。豊橋警察署への相談は0532-54-0110。

編集部まとめ

8月27日、豊橋市内の複数の固定電話に「遺失物センター」を名乗る詐欺電話が確認された。

自動音声で「遺失物を保管している」などと説明し、電話を受けた人が個人か法人かに応じて番号を入力するよう求める内容だった。実際に「1」を押したケースもあったが、電話を切ったことで被害には至らなかった。

豊橋市では特殊詐欺被害が急増しており、豊橋警察署が公表している7月現在の被害額は9億円を超えている。

「落とし物がある」「警察からの連絡」などと言われても、自動音声の指示にそのまま従わず、一度電話を切り、正式な連絡先から確認することが重要となる。

週刊TAKAPI編集部/一条

特記事項

豊橋警察署が8月27日に発信した犯罪情報を基に構成しています。

警察は今回確認された電話について「詐欺の電話」として注意を呼び掛けています。確認されたケースでは自動音声に従って番号を入力したものの、その後電話を切ったため、被害には至っていません。

特殊詐欺被害額は、豊橋警察署が2026年8月14日に公式ページで公表した2026年7月現在の数値を使用しています。

過去の自動音声を利用した詐欺電話は背景情報として記載しており、今回の電話と同一の犯人、犯罪グループ、手口であるとは断定していません。

Q豊橋市でどのような詐欺電話が確認されましたか?
A「遺失物センター」を名乗り、「遺失物を保管している」などと自動音声で説明したうえで、個人か法人かに応じて番号を入力するよう求める電話です。
Q電話は1件だけですか?
Aいいえ。豊橋警察署によると、豊橋市内の複数の人の固定電話に同様の電話が確認されています。
Q番号を押してしまった場合はどうすればいいですか?
Aそれ以上操作や会話を続けず電話を切り、氏名、住所、生年月日、家族構成、口座情報などを伝えないことが重要です。不安がある場合は警察へ相談してください。
Q豊橋警察署の電話番号は?
A豊橋警察署の代表電話は0532-54-0110です。緊急性のない警察相談には「#9110」も利用できます。
Q豊橋市では特殊詐欺被害が増えていますか?
A豊橋警察署が公表した2026年7月現在の特殊詐欺被害額は9億49万8783円で、前年同期から大幅に増加しています。

情報提供募集

各種ご相談、情報提供、現地写真・動画、関係者からの証言などをお持ちの方は、メール(info@108takapi.jp)、各種SNSのDM、または公式LINEまでお寄せください。週刊TAKAPI編集部が内容を確認のうえ、取材・報道の参考とさせていただきます。

リアルタイム
サイト訪問者数
39

コメント

0件

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。

コメントを投稿する

名前は空欄でも投稿できます。その場合は「匿名」と表示されます。