【独自確認・福岡】博多高校ハンドボール部で何が 顧問が部員の顔付近へ至近距離からボール3回 学校が内部調査

福岡市の私立・博多高校ハンドボール部をめぐり、男性顧問が部員に至近距離から繰り返しボールを投げつける様子を記録した動画がSNS上で拡散している。

週刊TAKAPIは、問題となっている十数秒の動画を入手し、映像を確認した。

動画には、ボールを取り損なった部員に対し、男性が至近距離から顔付近へボールを投げつける場面が記録されている。

映像上、こうした投球は3回確認できる。

博多高校は9月7日朝にSNSへの投稿を把握。映像に映る練習場所などから同校ハンドボール部のものと判断し、男性顧問や生徒への聞き取りを始めた。

学校側は事実関係を調査した上で、校内の規定に基づいて対応するとしている。

週刊TAKAPIが動画を確認 至近距離から3回

週刊TAKAPIが確認した動画は十数秒

体育館内でハンドボール部の練習が行われている様子が映っている。

その中で、部員がボールを取り損なった直後、男性が部員のすぐ近くからボールを投げる。

ボールは部員の顔付近へ向かって飛んでいる

同様の行為は映像上、計3回確認できる

短い動画ではあるが、単に離れた場所から通常のパスを送っている場面とは異なり、男性と部員の距離が近いことも確認できる。

一方、この映像だけから男性がどのような意図でボールを投げたのか、「顔を狙った」のかまで断定することはできない。

また、動画の撮影時期や撮影前後の詳しい状況についても確認が必要だ。

週刊TAKAPIは、映像で確認できる事実と、現段階では確認できない事柄を分けて報じる。

SNSで「博多高校」「部活の顧問」と拡散

動画はSNS上で急速に拡散した。

投稿では「博多高校」「部活の顧問」などと学校や男性について指摘する書き込みが相次いだ。

博多高校は7日朝に投稿を把握

学校側は、動画に映っている体育館などから自校で撮影された映像だと判断。ハンドボール部の男性顧問や生徒から事情を聴き、事実関係の確認を進めている。

学校の担当者は、状況を把握した上で学校の規定に基づいて対応する考えを示している。

福岡県私学振興課にも報告

博多高校からは、福岡県私学振興課にも電話で報告が入っている。

県側は学校に対し、調査結果の報告と適切な対応を求めている。

ここで焦点となるのが、今回の行為を学校側がどのように認定するのかだ。

映像が拡散したことと、行為そのものをどう評価するのかは別の問題になる。

学校が調査の結果、どのような事実を認定するのか

部活動における適切な指導の範囲だったと判断するのか、それとも不適切な指導や体罰などに該当すると判断するのか。

そして男性顧問に対する処分や指導が行われるのか

学校側の説明が待たれる。

インターハイ出場のハンドボール部

博多高校ハンドボール部は、2026年8月の全国高校総体(インターハイ)に出場した。

全国大会に進む競技力を持つ部活動で今回の動画が浮上したことになる

だからこそ確認すべきなのは、この十数秒だけではない

今回映像に記録されたような指導が、日常的に行われていなかったのか

他の部員にも同様の行為がなかったのか

過去に生徒や保護者から相談や訴えが寄せられていなかったのか

学校側が以前から部活動の指導状況を把握していたのか

内部調査では、こうした点も重要になる

「動画の前後」だけで終わらせてはいけない

学校側が今後、「動画の前後を含めて調査する」と説明する可能性はある

もちろん前後関係の確認は必要だ

しかし、それだけでは十分ではない

仮に何らかのミスに対する指導だったとしても、至近距離から部員の顔付近へ繰り返しボールを投げる行為そのものについて、教育現場としてどう評価するのかが問われる

全国大会を目指す強豪部であっても、競技力の向上と生徒の安全は別問題だ

「強豪校だから」「厳しい練習だから」という事情だけで、あらゆる指導が正当化されるわけではない

一方で、SNS上で映像が拡散しているからという理由だけで、男性顧問について未確認の情報まで事実として扱うことも避けなければならない。

必要なのは、映像に残された事実を起点として、学校がどこまで調査し、何を明らかにするのかを見ることだ

週刊TAKAPIは学校側の調査結果を追う

現段階で学校は内部調査中だ

週刊TAKAPIは今後、博多高校側に対し、

・動画が撮影された日時と当時の練習内容
・男性顧問への聞き取り結果
・映像に映る部員への聞き取りと健康状態の確認
・学校が今回の行為をどう評価したのか
・過去に同様の指導や相談が確認されていないか
・顧問に対する処分や再発防止策の有無
・福岡県へどのような調査結果を報告するのか

などを確認する必要があると考える。

十数秒の映像から始まった問題だが、問われているのはSNSで炎上したことではない

部活動という教育活動の中で何が行われていたのか

そして学校が、生徒の安全と指導のあり方についてどこまで説明するのかだ

週刊TAKAPIは学校側の調査結果を確認し、続報する

週刊TAKAPI 編集部

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