大阪・梅田の「阪急うめだ本店」地下1階にある「クラブハリエ うめだ阪急店」が、2026年9月24日をもって閉店する。
同店は2012年、クラブハリエのパイ専門店としてオープン。工房を併設し、リーフパイや季節の素材を使った焼きたてパイを販売してきた。開業から約14年、梅田の百貨店スイーツ売り場で親しまれてきた店舗が歴史に幕を下ろす。
一方、大阪府内からクラブハリエが完全撤退するわけではない。梅田エリアでは、阪神梅田本店に「クラブハリエ 梅田阪神店」が営業している。
クラブハリエ うめだ阪急店は2026年9月24日に閉店
クラブハリエは2026年9月1日、公式サイトで「クラブハリエ うめだ阪急店」を閉店すると発表した。
最終営業日は2026年9月24日(木)。店舗が入るのは、大阪市北区角田町の阪急うめだ本店地下1階だ。
クラブハリエは閉店にあたり、2012年に大阪の街へパイ専門店として出店した経緯に触れ、これまでの利用客へ感謝を伝えている。
閉店する店舗の概要
店舗名:クラブハリエ うめだ阪急店
閉店日:2026年9月24日(木)
所在地:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 地下1階
取扱商品:パイ、リーフパイ、焼き菓子など
営業時間:阪急うめだ本店に準ずる
電話番号:06-6361-1381(阪急うめだ本店代表)
2012年開業、工房を併設したパイ専門店
「クラブハリエ」と聞くと、バームクーヘンを思い浮かべる人も多いだろう。しかし、うめだ阪急店はパイに特化した店舗として営業してきた。
温かみのある左官仕上げの売り場に工房を併設。バターの香りが特徴の「リーフパイ」をはじめ、リーフパイミニ、塩味を利かせた薄焼きパイ「ケーゼ・ベッケライ」、スティックパイなどを取り扱っている。
公式の店舗案内では、同店についてバームクーヘンの取り扱いはないと明記されている。梅田阪神店とは商品構成が異なり、クラブハリエの中でも独自性のある店舗だった。
単なる洋菓子売り場ではなく、焼きたて商品の魅力を前面に出した店舗だっただけに、閉店を惜しむ利用客も少なくなさそうだ。
なぜ閉店する?具体的な理由は公表されず
今回の閉店について、クラブハリエの公式発表では、売り上げや契約期間、売り場再編などの具体的な理由は明らかにされていない。
そのため、「客足の減少が原因」「業績不振による撤退」などと断定することはできない。阪急うめだ本店側からも、後継店舗や売り場の今後について、記事執筆時点で詳しい発表は確認できていない。
ここからは、確認できた店舗構成をもとにした編集部の考察となる。
【編集部考察】梅田に2店舗を構える体制の見直しか
閉店の背景を考えるうえで注目したいのが、梅田エリアにおけるクラブハリエの店舗配置だ。
阪急うめだ本店の近くには、阪神梅田本店地下1階の「クラブハリエ 梅田阪神店」がある。同店は1999年にバームクーヘン専門店としてオープンし、2022年にリニューアル。クラブハリエを代表するバームクーヘンや洋菓子を取り扱っている。
つまり梅田では、次のような役割分担が行われてきた。
- うめだ阪急店:パイを中心とした専門店
- 梅田阪神店:バームクーヘンと洋菓子を扱う店舗
両店の商品構成は異なるものの、徒歩圏内の百貨店に2店舗を構える状態だった。人員配置や製造設備、物流、売り場運営を考慮し、梅田エリアの販売拠点を見直した可能性は考えられる。
また、うめだ阪急店は工房を備えるパイ専門店であり、一般的な物販店舗と比べて製造設備や人員が必要になる。原材料費や光熱費、人件費が上昇するなか、専門性の高い店舗形態を維持する難しさが増していた可能性もある。
ただし、これらはあくまで店舗配置や営業形態からの考察であり、クラブハリエが公式に説明した閉店理由ではない。
「クラブハリエが梅田から撤退」は誤り
今回閉店するのは阪急うめだ本店の「うめだ阪急店」だけであり、クラブハリエが梅田エリアから完全撤退するわけではない。
最も近い店舗は、阪神梅田本店地下1階の「クラブハリエ 梅田阪神店」。うめだ阪急店から徒歩圏内にあり、閉店後も梅田でクラブハリエの商品を購入できる。
ただし、梅田阪神店の主力はバームクーヘンや洋菓子であり、うめだ阪急店と商品構成が同じとは限らない。リーフパイや特定のパイ商品を目当てに訪れる場合は、事前に取扱状況を確認した方がよいだろう。
大阪府内にある近くのクラブハリエ店舗
クラブハリエ 梅田阪神店
所在地:大阪府大阪市北区梅田1-13-13 阪神百貨店梅田本店 地下1階
取扱商品:洋菓子、バームクーヘン
電話番号:06-6345-1201(代表)
営業時間・休業日:阪神梅田本店に準ずる
同店では、梅田阪神店限定パッケージの「バームクーヘンmini」などを取り扱っている。
クラブハリエ B-studio あべのハルカス近鉄店
所在地:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス近鉄本店 タワー館地下1階
取扱商品:バームクーヘン
電話番号:06-6624-1111(代表)
営業時間・休業日:あべのハルカス近鉄本店に準ずる
阿倍野の街並みを描いた店舗限定パッケージの商品も販売されている。
14年間親しまれたパイ専門店、最終日は混雑の可能性も
2012年から約14年間にわたり、梅田で営業してきたクラブハリエ うめだ阪急店。バームクーヘンではなく、パイを中心に据えた専門店として、ブランドの異なる魅力を発信してきた。
閉店が近づくにつれて、長年の利用客や最後に商品を購入したい人が増え、品切れや混雑が発生する可能性もある。希望の商品がある場合は、最終日を待たず、早めに足を運ぶのがよさそうだ。
具体的な閉店理由や跡地の動向については、今後の発表が待たれる。
※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。
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週刊TAKAPI編集部:黒木
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