京都市右京区の「たけびしスタジアム京都」で開かれていた陸上競技大会で、大会スタッフらが相次いで体調不良を訴え、男女28人が病院に搬送されたことが分かった。
このうち2人が重症となっている。搬送された人はいずれも意識があり、京都市保健所は、大会関係者に配られた弁当による集団食中毒の可能性があるとみて原因を調べている。
たけびしスタジアム京都で相次ぐ体調不良
事案が発生したのは9月12日午後4時半ごろ。
京都市右京区の「たけびしスタジアム京都」で、体調不良を訴える人が複数いるとして消防に通報が入った。
当時、会場では9月11日から13日までの日程で「第74回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会」が開催されていた。大会の開催日と会場は日本陸上競技連盟の大会情報でも確認できる。
消防などによると、10代から70代の男女28人が病院へ搬送された。2人が重症、3人が中等症、23人が軽症とされているが、全員に意識があるという。
搬送されたのは大会役員やスタッフ 選手らは含まれず
体調不良を訴えたのは、大会役員や運営スタッフなど、大会運営に携わっていた関係者だった。
選手や監督など出場チームの関係者は搬送者には含まれていないとされている。
搬送された人たちには、嘔吐や下痢などの症状が確認されている。
共通して弁当を食べる 約500個を発注
大会関係者には昼食として仕出し弁当が用意されていた。
主催者側は業者に複数種類、計約500個の弁当を発注しており、体調不良を訴えた人たちは同じ業者が製造した弁当を食べていたとされる。
このため、京都市保健所などは集団食中毒の可能性があるとみて調査を進めている。
ただし、現段階では弁当が原因の食中毒と正式に確定したわけではない。
原因となった食品や病原物質についても、保健所の調査結果を待つ必要がある。
京都市保健所、弁当業者を立ち入り調査
京都市保健所は13日、弁当を製造した京都市右京区の業者に立ち入り調査を実施した。
調理場の衛生状態や弁当の製造工程などを確認したほか、製造されたものの納品されなかった弁当も持ち帰り、検査を進めている。
さらに保健所は業者側に営業の自粛を申し入れている。
今後、患者の検体や食品などの検査を通じ、共通する原因があるか調査が進められるとみられる。
当初「23人搬送」から28人に
発生直後には「23人が搬送された」とする情報が出ていたが、その後、搬送者数は28人に更新された。
担当記者 一条
速報段階では搬送者数や症状の程度が変化する場合があり、週刊TAKAPIでは確認された最新情報をもとに随時更新する。
サイト訪問者数

コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。
この記事のコメント投稿は締め切られています。