札幌市立小学校に勤務する40代の男性教諭が、指導中の児童を叩く体罰を行ったとして、札幌市教育委員会が9月18日、男性教諭を減給の懲戒処分とした。
学校で子どもへの身体的な行為が再び処分対象となった。
指導中、児童を「叩く」
今回処分されたのは、札幌市立小学校に勤務する40代の男性教諭。
市教委の発表などによると、男性教諭は児童を指導していた際、児童を叩く体罰を行ったとされる。
学校教育では、児童生徒に対する一定の懲戒は認められている一方、身体への侵害や肉体的苦痛を与える「体罰」は認められていない。
今回の行為について、市教委は懲戒処分が必要と判断し、18日付で男性教諭を減給処分とした。
「指導」と「体罰」は別物
学校現場では、児童が危険な行動を取った場合など、教員がその行動を止めたり、厳しく指導したりする場面は当然あり得る。
しかし、指導の必要性があったとしても、それが児童を叩く理由にはならない。
重要なのは、「なぜ指導が必要だったのか」だけではなく、その際に教員がどのような方法を選んだのかだ。
子どもに直接接する教員には、感情的な身体行為に頼らず、教育的な方法で対応することが求められる。
札幌市では教員の体罰処分が続く
札幌市では2025年7月にも、市立小学校の40代男性教諭について、特別支援学級の児童に対する体罰や不適切な指導などを理由に停職6カ月の懲戒処分としている。
この事案では、2016年度から2023年度までに複数の小学校で体罰や不適切な指導が確認され、市教委は再発防止を表明していた。
それから約1年余り。
今回、別の体罰事案で再び教員への懲戒処分が公表されたことになる。
一件の教員個人の問題として終わらせるのではなく、学校内で体罰につながりかねない指導をどう把握し、どの段階で止めるのか。再発防止策の実効性も改めて問われる。
週刊TAKAPIは、今後公表される市教委の説明や再発防止策についても確認していく。
「何があった?」札幌市立小学校の体罰処分
担当
一条/週刊TAKAPI
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