愛知県一宮市で9月21日未明、車道に倒れていた85歳の男性が、走ってきたトラックと後続のタクシーに相次いではねられ、死亡した。
事故があったのは一宮市多加木2丁目の片側1車線の直線道路。警察が2台のドライブレコーダー映像を確認したところ、事故当時は雨で濡れた路面に対向車のライトが反射し、道路上に倒れていた男性の姿が見えにくい状態だったという。
一方、男性がなぜ未明の車道中央に倒れていたのかは、現時点で明らかになっていない。
午前2時20分ごろ 車道中央に男性
警察によると、事故があったのは21日午前2時20分ごろ、一宮市多加木2丁目の路上。
車道に倒れていた無職の戸松文彦さん(85)が、走ってきたトラックにはねられ、さらに後続のタクシーにもはねられた。
戸松さんは意識のない状態で病院に搬送されたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
トラックとタクシーの運転手にけがはなかった。
片側1車線の直線道路 うつ伏せで倒れていた
現場は片側1車線の直線道路で、戸松さんは道路の真ん中にうつ伏せの状態で倒れていたという。
戸松さんの自宅は、事故現場からおよそ5キロ離れた場所にあった。
ただ、21日昼までに確認できた公開情報では、戸松さんがなぜ自宅から離れた場所にいたのか、どのような経緯で車道に倒れたのかは明らかになっていない。
2台のドラレコ確認 雨の路面に対向車のライト反射
警察は、戸松さんをはねたトラックとタクシーのドライブレコーダー映像を確認した。
映像では、事故当時に降っていた雨で路面が濡れ、対向車のライトが路面に反射していた。
その影響で、車道上に倒れていた戸松さんの姿が見えにくくなっていたという。
ただし、路面の反射だけが事故原因だったと確定したわけではない。
運転していた2人が事故直前に戸松さんをどの時点で認識したのか、車の速度やブレーキ操作がどうだったのかなどについては、現時点の公開情報では明らかにされていない。
なぜ路上に倒れていたのかは不明
今回の事故で残る大きな点は、戸松さんが車道の中央に倒れていた理由だ。
病気などで突然倒れたのか、歩行中に転倒したのか、それ以前に別の事故や出来事があったのかについて、警察から具体的な説明は公表されていない。
したがって、現段階で「体調不良だった」「先に別の車にはねられていた」などと原因を推測することはできない。
確認されているのは、戸松さんが車道中央にうつ伏せで倒れていたところ、トラックと後続のタクシーに相次いではねられたという状況までだ。
運転手2人の刑事処分は公表されず
21日昼までに確認できた公開情報では、トラックとタクシーの運転手が逮捕されたとの情報はない。
書類送検の有無や、警察が運転者側の過失をどのように判断しているのかについても明らかになっていない。
ドライブレコーダー映像には、雨で濡れた路面への光の反射が確認されているが、それが運転者の注意義務や事故回避可能性の判断にどのように影響するのかは、今後の捜査で確認されることになる。
編集部まとめ
現時点で最も大きく残るのは、戸松さんがなぜ午前2時台の車道中央に倒れていたのかという点だ。
ドライブレコーダーからは雨による視認性の低下が確認されている一方、それだけで事故原因や運転者側の責任を判断することはできない。路上に倒れるまでの経緯と、2台が衝突するまでの状況の双方が今後の確認点となる。
週刊TAKAPI編集部/松本
特記事項
本稿は2026年9月21日昼までに確認できた、警察説明を基にした公開報道をもとに構成しています。
戸松文彦さん(85)が車道中央にうつ伏せで倒れていたこと、トラックと後続のタクシーにはねられたこと、2台のドライブレコーダーに雨で濡れた路面へ対向車のライトが反射する状況が映っていたことは公開情報で確認されています。
一方、戸松さんが路上に倒れた理由、運転手2人の速度、前方確認の状況、刑事上の過失の有無については公表されていません。
「病気」「転倒」「先行する別事故」などは可能性としても確認されておらず、本稿では原因として扱っていません。

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