21日午前5時ごろ、静岡県富士市前田の田子の浦港で、堤防から釣りをしていた山梨県甲府市の会社員男性(26)が高波にさらわれ、海へ転落した。
男性は、一緒に釣りに来ていた友人が海へ投げ入れた紐付きのバケツにつかまり、その後、駆け付けた消防隊に救助された。命に別条はない。
波が高くなり、帰る準備中に転落
警察などによると、男性は複数の友人と田子の浦港を訪れ、堤防で釣りをしていた。
波が高くなってきたため釣りを切り上げ、帰るための片付けをしていたところ、高波に足を取られて海へ転落したという。
友人から「海に人が落ちた」と110番通報があり、消防などが救助に向かった。
救助までの時間については報道に差があり、初期情報では約20分後、静岡放送は約30分後に救助されたと伝えている。
海水くみ用のバケツを投げ入れる
男性が海へ転落した直後、同行していた友人が海水をくむために使っていた紐付きのバケツを海へ投げ入れた。
男性はバケツにつかまり、消防隊が到着するまで海上で救助を待った。
テレビ静岡は、友人が「ロープでつながれたバケツ」を投げ、男性がそれにつかまったと報じている。
堤防を越える波 約1メートルまで達する
テレビ静岡によると、警察は事故当時、波が堤防付近まで約1メートルの高さに達し、時折、堤防を越える波も押し寄せていたと説明している。
21日午前1時47分には、静岡地方気象台が中部南に波浪警報を発表し、高波への警戒を呼びかけていた。
田子の浦漁業協同組合も前日の20日、台風通過が予想されるとして、21日の漁協食堂を臨時休業すると発表していた。
ライフジャケットは未着用との情報
男性は事故当時、ライフジャケットを着用していなかったとする情報がある。
一方、今回確認できたテレビ静岡の報道では未着用だったかどうか自体は明記されておらず、警察が釣りの際のライフジャケット着用と、天候が悪い日に水辺へ近づかないよう呼びかけている。
男性のけがについても情報に差がある。初期情報では、救助時に堤防へ体を打ちつけてすりむく軽傷を負ったとされる一方、テレビ静岡は「目立ったけがはなかった」と報じている。いずれの情報でも、命に別条はない。
編集部まとめ
高波が押し寄せる中で海へ転落した男性は、友人が投げた紐付きのバケツにつかまり救助を待った。当時は波浪警報が発表され、堤防を越える波も確認されていたといい、警察は荒天時に水辺へ近づかないよう注意を呼びかけている。
週刊TAKAPI 編集部/松本
特記事項
本記事は2026年9月21日時点で確認できた警察発表を基にした複数報道、気象情報、関係機関の発表を照合して構成した。
救助時間は「約20分」と「約30分」、負傷状況は「すりむく軽傷」と「目立ったけがなし」で情報に差があるため、それぞれ確認できた内容を併記した。
ライフジャケットについては、一部情報で「未着用」とされている。一方、確認できた主要報道の一部では本人の着用状況までは明記されておらず、警察による着用呼びかけのみが確認できるため、断定を避けた。

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