最終更新:2026年10月1日
名古屋市消防局は10月1日、自宅アパートの1階に住む女性の部屋をベランダ越しにスマートフォンで約10回撮影し、その後、ストーカー行為で警察から警告を受けたにもかかわらず、転居先の岐阜県内で別の女性へのストーカー行為を行ったとして、中消防署に勤務する26歳の男性消防士長を懲戒免職としました。
消防局によると、男性は最初の女性について「日中に室内が見えて女性がいることを知った」「下着姿を見ることができると思った」という趣旨の説明をしています。
一連の経緯は、女性宅の撮影、同じ女性へのストーカー行為と警察からの警告、その後の転居先での別女性へのストーカー行為、再度の警告という流れでした。
消防局は行為について「極めて悪質で再犯性が高い」と判断し、最も重い懲戒処分となる免職を決定しました。
女性宅をベランダ越しに約10回撮影
消防局によると、消防士長は2026年1月、名古屋市内の自宅アパートで、1階に住む女性の部屋をベランダ越しにスマートフォンで約10回撮影したとされています。
男性は、日中に部屋の中が見えたことで女性が住んでいることを知ったと説明。その後、女性の下着姿を見ることができるのではないかと考え、撮影に及んだという趣旨の話をしているとされています。
約10回の撮影が具体的にいつ行われたのか、実際にどのような映像が記録されていたのかについては、公表情報では明らかになっていません。
同じ女性へのストーカー行為で警察から警告
男性は、部屋を撮影していた女性に対するストーカー行為について、警察から警告を受けました。
今回の事案では、女性宅を撮影したことと、同じ女性へのストーカー行為が確認され、その後に警察から警告を受けたという複数の経緯があります。
警告は、逮捕や起訴などの刑事処分とは異なります。
10月1日夜時点では、この女性宅の撮影やストーカー行為について、逮捕や書類送検などの刑事手続が行われたとの情報は確認できていません。
警告後、岐阜県内で別の女性にもストーカー行為
男性はその後、岐阜県内へ転居しました。
しかし2026年6月、転居先でも別の女性に対するストーカー行為があり、再び警察から警告を受けたとされています。
最初の女性への行為で警察から警告を受けた後、別の女性を対象としたストーカー行為で再び警告を受けた形です。
消防局は、この反復性も含めて処分を判断しました。
消防局「極めて悪質で再犯性が高い」
名古屋市消防局は、男性の一連の行為について「極めて悪質で再犯性が高い」と判断しました。
単発の撮影行為ではなく、女性宅を繰り返し撮影し、ストーカー行為で警察から警告を受けた後にも、別の女性を対象とした行為で再び警告を受けた経緯を踏まえ、10月1日付で懲戒免職としました。
一方、最初の警告を消防局がいつ把握したのか、警告後にどのような勤務上の対応を取っていたのかについては、公表情報では確認できていません。
同日、別件で消防士長ら2人も減給
名古屋市消防局では10月1日、26歳消防士長の懲戒免職とは別に、消防士長ら2人を減給処分としたことも明らかになりました。
2人は名古屋市中区錦3丁目の繁華街で飲酒した後、複数の通行人と殴り合うけんかをしたとされています。
このうち1人は32歳の男性消防士長と報じられています。
もう1人の年齢や階級、それぞれの減給率や期間、けんかによる負傷者の有無、刑事手続については、10月1日夜時点で確認できる情報が限られています。
同日、名古屋市消防局では計3人の職員に懲戒処分が行われたことになります。
6月にも24歳消防士を盗撮で停職3カ月
名古屋市消防局では約4カ月前にも、別の盗撮事案で懲戒処分が行われています。
6月には24歳の男性消防士が、名古屋駅周辺の商業施設でスマートフォンを使い、複数の女性を盗撮したとして停職3カ月となりました。
男性消防士は処分と同じ日付で依願退職しています。
今回の26歳消防士長の事案とは別の事件ですが、2026年に入ってから名古屋市消防局で盗撮や服務違反を理由とした処分が複数公表されていることになります。
約4カ月で再び盗撮・ストーカーを巡る重い処分
6月の停職処分から約4カ月後、今度は26歳の消防士長が女性宅の繰り返し撮影とストーカー行為などを理由に懲戒免職となりました。
さらに同じ10月1日には、繁華街でのけんかを理由として別の職員2人も減給されています。
それぞれの事案は独立しており、原因や背景を一括して扱うことはできません。
一方で、短期間に複数の懲戒処分が公表されていることは確認できます。
編集部まとめ
名古屋市消防局は10月1日、女性宅をベランダ越しに約10回撮影し、その女性へのストーカー行為で警察から警告を受けた後、転居先でも別の女性へのストーカー行為で再度警告を受けたとして、中消防署の26歳男性消防士長を懲戒免職としました。
消防局は一連の行為を「極めて悪質で再犯性が高い」と判断しています。
同日には別件で消防士長ら2人も減給処分となり、名古屋市消防局では6月にも別の24歳消防士が盗撮を理由に停職3カ月となっています。
週刊TAKAPI 編集部/一条
特記事項
本稿は2026年10月1日夜までに確認できた名古屋市消防局への取材に基づく報道と、名古屋市が公表した過去の懲戒処分資料を照合して構成しています。
26歳消防士長について確認できる警察対応は、女性2人に対するストーカー行為を巡る警告です。逮捕、書類送検、起訴などの刑事手続については確認していません。
同日減給となった別の消防職員2人については、減給率や期間、負傷者、刑事手続など確認できていない事項を推測していません。

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