JR総武線の車内で女子高校生にわいせつな行為をしたとして、警視庁は10月8日、千葉県船橋市の児童相談所に勤務する三橋洸大容疑者(35)を不同意わいせつの疑いで再逮捕した。
三橋容疑者は2025年10月ごろから、同じ女子高校生を繰り返し狙っていたとみられている。
捜査では、女子高校生が通学に利用する駅で待ち伏せし、同じ車両へ乗車。車内が混雑した状況でわいせつな行為を繰り返していた疑いが浮上している。
調べに対し容疑を認め、「性欲を満たすためにやった」「これまでに80回くらい」などと供述しているとされ、警視庁が余罪を調べている。
10月8日は「再逮捕」 9月18日に一度現行犯逮捕
今回の10月8日の逮捕は、最初の逮捕ではない。
船橋市の公式発表によると、市こども家庭部の職員は9月18日、不同意わいせつの疑いで現行犯逮捕されていた。
その後、警視庁は別の行為について捜査を進め、9月16日朝、走行中の電車内で被害女性にわいせつな行為をした疑いで、10月8日に再逮捕した。
つまり今回の立件は、9月18日に現場で逮捕された際の容疑とは別の行為について行われたものだ。
通学駅で待ち伏せか 満員電車を狙った疑い
警視庁によると、三橋容疑者は女子高校生が通学のため利用していた駅で待ち伏せし、同じ車両に乗り込んでいたとみられている。
その上で、車内が混雑したタイミングでわいせつな行為に及んだ疑いがある。
別の報道では、三橋容疑者が「抵抗できないと分かっていて犯行に及んだ」という趣旨の供述をしていることも伝えられている。
単発的に同じ電車へ乗り合わせたのではなく、警視庁は特定の女子高校生を継続的に狙っていた可能性を調べている。
去年10月ごろから同じ女子高校生に繰り返しか
捜査では、三橋容疑者が2025年10月ごろから同じ女子高校生に対するわいせつ行為を繰り返していた疑いが浮上している。
本人も「80回くらい」と供述しているとされるが、この回数は現時点では三橋容疑者自身の供述に基づくものだ。
警視庁が80回すべてについて被害事実を確認し、個別に立件したという意味ではない。
したがって、記事上は、
「約80件の犯罪が確定した」
ではなく、
「本人が約80回と供述し、警視庁が繰り返し行為があったとみて調べている」
と区別する必要がある。
女子高校生からの相談をきっかけに捜査
今回の事件では、女子高校生側からの申告をきっかけに捜査が進んだとされる。
9月16日に被害を受けた女子高校生が駅員へ相談し、その後の警戒を経て、9月18日の現行犯逮捕につながったとの情報もある。
そこから過去の被害状況について捜査が進み、今回の再逮捕に至ったとみられる。
約1年間にわたって同じ女子高校生が被害を受けていた疑いがあるだけに、警視庁はこれまでの行為についても詳しく調べている。
船橋市「誠に遺憾」 事実確認後に厳正対処
船橋市は10月9日、市職員の逮捕について公式に公表した。
市は、こども家庭部の職員が9月18日に現行犯逮捕され、10月8日に再逮捕されたことを明らかにした上で、
「市職員がこのような事案で逮捕されたことは誠に遺憾」
として謝罪している。
さらに、今後、事実関係を詳細に確認した上で厳正に対処するとしている。
10月9日時点で、懲戒処分の具体的内容は公表されていない。
児童相談所職員という立場 職務との関連は確認されず
三橋容疑者は児童相談所の職員として勤務していた。
児童相談所は、子どもや家庭に関する相談、虐待対応など、未成年者の安全に関わる業務を担う機関だ。
そのため、職員が女子高校生への不同意わいせつ容疑で逮捕された事実は、市の組織としても重い。
一方で、今回の容疑が児童相談所での職務を利用して行われた、あるいは職務上知り得た情報を使って女子高校生を狙ったという事実は現時点で確認されていない。
職業と犯行態様を根拠なく結び付けることは避ける必要がある。
どこまで立件されるか 今後の焦点
現段階で再逮捕容疑となっているのは、9月16日にJR総武線の車内で行われたとされる行為だ。
一方、警視庁は前年10月ごろから同じ女子高校生に対する行為を繰り返していた可能性を調べている。
今後は、
- 本人が供述する「80回くらい」のうち、実際に何件を確認できるのか
- 防犯カメラや交通系ICカードなど客観資料で行動を裏付けられるのか
- どの程度の期間、駅で待ち伏せしていたのか
- ほかの被害者がいないか
- 船橋市がどのような懲戒処分を行うのか
などが焦点になる。
編集部まとめ
今回の事件で重いのは、電車内で女子高校生にわいせつな行為をした疑いだけではない。
警視庁は、三橋容疑者が約1年間にわたり同じ女子高校生を狙い、通学駅で待ち伏せするなどして行為を繰り返していた可能性を調べている。
本人は「80回くらい」と供述しているとされるが、この数字は現時点では供述段階であり、すべてが立件されたわけではない。
また、三橋容疑者は9月18日にすでに現行犯逮捕されており、今回10月8日に別の行為で再逮捕された。
船橋市は事実関係を確認した上で厳正に対処するとしている。
今後は、過去の被害がどこまで裏付けられるのかとともに、市が職員の逮捕を受けてどのような処分・組織対応を取るのかも確認が必要になる。
週刊TAKAPI 編集部/松本
特記事項
本記事は、警視庁の捜査内容として明らかになった情報と、船橋市が2026年10月9日に公表した職員逮捕に関する説明を基に構成しています。
三橋洸大容疑者は不同意わいせつの疑いで再逮捕された段階で、刑事責任が確定したものではありません。
「80回くらい」という回数は本人の供述として伝えられているものであり、80件すべての犯罪事実が立件・確定したことを意味しません。
被害者は未成年の女子高校生であるため、氏名、学校名、利用駅など個人の特定につながる情報は掲載していません。
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