事件・事故|週刊TAKAPI
2026年9月25日、群馬県太田市の住宅で女性が刃物で刺されて死亡し、長男も切りつけられた事件で、群馬県警は10月18日、女性の長女の元夫で栃木県佐野市に住む外壁工、三原理稀容疑者(30)を殺人の疑いで再逮捕した。
警察によると、三原容疑者は被害女性が外出した隙に、玄関のオートロックが作動する前に住宅へ侵入。室内で帰宅を待ち伏せし、女性の全身を包丁で十数カ所刺したとみられている。
さらに、事件前には長女が元夫から家族の殺害を示唆する発言を受けたとして、警察に相談していたことも報じられている。
事件に至るまでの経緯と、事前の相談に対する警察の対応が焦点となっている。
長女の元夫を殺人容疑で再逮捕 「間違いありません」と容疑認める
殺人の疑いで再逮捕されたのは、栃木県佐野市に住む外壁工、三原理稀容疑者(30)。
三原容疑者は9月25日、群馬県太田市の住宅で、会社員の手塚由佳さん(52)を包丁で複数回刺すなどして殺害した疑いが持たれている。
手塚さんは全身に十数カ所の刺し傷を負い、出血性ショックで死亡した。
警察の調べに対し、三原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
三原容疑者は、手塚さんの長女(28)の元夫で、事件当時、手塚さんの長男(26)にも刃物で切りつけたとして、9月27日に殺人未遂の疑いで逮捕されていた。
警察は手塚さんの死亡についても関与を調べ、10月18日に殺人容疑で再逮捕した。
玄関のオートロックが閉まる直前に侵入か 室内で帰宅を待ち伏せ
今回の事件で明らかになったのが、住宅への侵入方法だ。
警察によると、三原容疑者は事件当日の9月25日早朝、包丁を持って車で現場付近に到着したとみられる。
午前6時半から午前8時ごろまでの間に、手塚さんが一度外出。その際、三原容疑者は玄関の鍵が自動で閉まる前に住宅へ侵入したとみられている。
住宅の玄関はオートロック式だったが、扉が閉まってから施錠されるまでには短い時間差があったという。
三原容疑者は以前、この住宅で同居していたと報じられており、警察は侵入後、室内で家族の帰宅を待ち伏せしていたとみている。
帰宅した手塚さんは室内で三原容疑者と鉢合わせし、刃物で刺されたとみられる。
住宅内からは凶器とみられる包丁が発見されている。
長男も頭を切りつけられる 事件後に容疑者は逃走
事件が発覚したのは9月25日正午過ぎ。
帰宅した手塚さんの長女と長男が、住宅内で三原容疑者と鉢合わせした。
この際、長男は頭を刃物で切りつけられ、けがをした。
手塚さんは住宅内で倒れている状態で発見された。
三原容疑者は事件後に現場から逃走。群馬県警は公開手配するなどして行方を追い、9月27日に高崎市内のパチンコ店で発見し、殺人未遂容疑で逮捕した。
事件前に長女が警察へ相談 家族への殺害予告とも受け取れる発言
事件をめぐっては、発生前に家族から警察への相談があったことも判明している。
共同通信によると、手塚さんの長女は事件前、栃木県警に対し、元夫から母親と弟を殺害し、自らも命を絶つ趣旨の発言をされたと相談していた。
その後、実際に母親が殺害され、弟も刃物で切りつけられる事件が発生した。
ただし、相談が行われた具体的な日時や回数、警察が当時どのような対応を取ったのかについては、今回確認した報道だけでは明らかになっていない。
事前の相談内容がどのように扱われ、関係する警察組織の間で情報共有が行われていたのか。今後、確認が必要となる重要な論点だ。
事件の経緯を時系列で整理
| 日時 | 主な出来事 |
|---|---|
| 事件発生前 | 長女が元夫の発言について栃木県警へ相談 |
| 9月25日早朝 | 三原容疑者が包丁を持って現場付近に到着した疑い |
| 同日午前6時半〜8時ごろ | 手塚さんの外出中、玄関から侵入した疑い |
| 同日午前中 | 帰宅した手塚さんが刺され死亡したとみられる |
| 同日正午過ぎ | 長女と長男が帰宅。長男が切りつけられ、容疑者は逃走 |
| 9月27日 | 長男への殺人未遂容疑で逮捕 |
| 10月18日 | 手塚さんへの殺人容疑で再逮捕 |
捜査の焦点は動機と計画性 事前相談への対応も検証課題
今回の事件では、容疑者が包丁を持って現場へ向かったとみられること、住宅の施錠前に侵入して待ち伏せしていたとされることなどが判明している。
一連の行動がどの程度事前に計画されていたのか、なぜ長女の母親と弟が襲われたのかについて、警察が動機や詳しい経緯を調べている。
また、事件前に長女から警察への相談があったと報じられていることから、当時の危険性の認識や関係機関による対応についても確認が求められる。
もっとも、警察の事前対応に不備があったかどうかは、現時点の情報だけでは判断できない。
週刊TAKAPIでは、事件の捜査状況に加え、事前相談の経緯についても引き続き注視する。
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