【岐阜・関有知高校】野球部の18万円盗んだ27歳講師を懲戒免職 部員のユニホーム代や寄付金、校長も文書訓告

岐阜県教育委員会は10月22日、県立関有知高校(関市)の硬式野球部で、部活動の費用として保管されていた現金18万円を盗んだとして、島田昂弥(しまだ・こうや)講師(27)を懲戒免職とした。

盗まれた現金には、部員から集めたユニホーム代や卒業生からの寄付金などが含まれていた。報道によると、島田講師は窃取を認め、借金の返済を考えていた際に、監督室に現金があることを思い出したと説明している。

18万円は全額返還されたが、学校は警察に被害届を提出。県教委は校長も文書訓告とした。

8月17日に監督室から18万円 部員らが集めた現金を盗む

県教委の発表によると、島田講師は8月17日、勤務先の関有知高校で顧問を務めていた硬式野球部の監督室から、部活動費として保管されていた現金計18万円を盗んだ。

現金には、部員らが負担したユニホーム代のほか、卒業生から野球部に寄せられた寄付金も含まれていたという。

今回の窃取について、借金の返済を考えていたことが背景にあったと報じられている。ただし、借金の額や使途、実際に盗んだ現金をどのように使用したのかまでは明らかになっていない。

また、現金がなくなったことに誰が最初に気付き、学校がいつ事実を把握したのかについても、県教委の発表資料には記載がない。

学校公式サイトでは「野球部副部長」と紹介 保健体育の常勤講師

週刊TAKAPIが関有知高校の公式サイトを確認したところ、2026年5月13日更新の硬式野球部紹介ページには、島田講師が野球部の「副部長」として掲載されていた。

担当教科は保健体育で、常勤講師として勤務。中学校の軟式野球部から高校の硬式野球部へと指導の場を移し、選手への技術指導に携わっていたことも紹介されている。

同校は野球部の活動目標に「誰からも応援される野球部」を掲げている。

今回、現金を盗んだのは、そうした部活動の指導に携わっていた講師本人だった。

県教委の資料には、島田講師が野球部の現金管理を正式に任されていたのか、監督室の現金に誰がアクセスできたのかについては記載されていない。

現金18万円は全額返還 学校は警察に被害届

報道によると、島田講師が盗んだ18万円は、すでに全額が返還されている。

一方、学校は警察に被害届を提出した。

県教委は10月22日付で、地方公務員法第29条第1項第1号と第3号に基づき、島田講師を懲戒免職とした。

今回の免職は、教職員としての非違行為に対する行政上の処分だ。全額を返還したことによって、窃取の事実や懲戒処分がなくなるわけではない。

なお、警察による捜査状況や刑事処分の有無については、確認できた公表資料では明らかになっていない。

校長も文書訓告 監督室での現金管理に問題はなかったのか

今回、県教委は関有知高校の校長も文書訓告とした。

文書訓告は懲戒免職や減給などの懲戒処分とは異なる措置だが、校長にも指導上の措置が取られたことになる。

ただし、県教委は校長への措置について、具体的にどのような管理上の問題があったのかを公表していない。

日本学生野球憲章では、学校や野球部が受け取る寄付金について、学校長または野球部長の管理下で取り扱うことや、寄付の内容・金額などを記録することが定められている。

今回の18万円のうち、部員から集めた費用と卒業生の寄付金がそれぞれいくらだったのかは明らかになっていない。また、監督室で現金を保管していた理由や、入出金を確認する体制についても説明されていない。

現金の保管場所や管理方法に問題があったのか。今回の文書訓告が、そうした管理上の不備を踏まえたものなのかについては、県教委への確認が必要だ。

岐阜県では教職員の不祥事が続く 学校の管理体制も課題

岐阜県では今年、教職員の不祥事による懲戒処分が相次いで公表されている。

週刊TAKAPIは9月21日、県教委の公表資料を基に、児童生徒への盗撮や部活動中の体罰など、複数の懲戒処分を取り上げた。

今回の事件は、生徒への直接的な暴力や性的被害とは異なり、部活動に必要な費用を指導者が盗んだものだ。

部員や卒業生から集めた現金を、学校側はどのように管理していたのか。現金が持ち出されるまで確認できなかった理由は何か。

18万円は返還されているものの、学校側の管理方法と校長への措置の理由については、なお確認すべき点が残っている。

編集部まとめ

岐阜県立関有知高校の硬式野球部で、部員のユニホーム代や卒業生の寄付金を含む18万円を盗んだとして、27歳の男性講師が懲戒免職となった。現金は全額返還され、学校は警察に被害届を提出。校長も文書訓告を受けた。

県教委は処分内容を公表した一方、監督室での現金管理や校長への措置の具体的な理由については明らかにしていない。

岐阜県では教職員の不祥事が続いている。教育現場への信頼を回復するためにも、県教委には今回の金銭管理の実態を明らかにし、再発防止策を具体的に示すことが求められる。

特記事項

本記事は、岐阜県教育委員会の2026年10月22日付の懲戒処分資料、関有知高校の公式公表情報、日本学生野球憲章および確認済みの報道に基づき構成した。

関有知高校野球部の現金盗難問題

Q懲戒免職となったのは誰ですか?
A岐阜県立関有知高校の島田昂弥講師(27)です。2026年10月22日付で懲戒免職となりました。
Qいつ、どこで18万円を盗んだのですか?
A2026年8月17日、同校の硬式野球部の監督室に保管されていた現金18万円を盗みました。
Q18万円は何のお金ですか?
A部員から集めたユニホーム代や卒業生からの寄付金など、野球部の活動に関する費用です。
Q盗まれた18万円は返還されましたか?
A報道によると、全額が返還されています。学校は警察に被害届を提出しています。
Q校長も懲戒処分を受けたのですか?
A校長は文書訓告を受けました。懲戒処分とは異なる措置です。具体的な理由については、県教委の公表資料で説明されていません。

週刊TAKAPI 編集部/黒木

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