「ハンドクリームが変なにおいがする」
その小さな違和感が、知人による最悪の裏切りを暴いた。
岡山県倉敷市で、30代の知人女性が使っていたハンドクリームに自分の精液を混入させ、そのクリームを女性の手に塗らせたとして、23歳の会社員の男が逮捕された。
不同意わいせつと器物損壊の疑いで逮捕されたのは、倉敷市福田町福田に住む会社員の男23歳。
警察によると、男は3月17日から20日までの間、倉敷市内の建物で、女性が使っていたハンドクリームに自分の精液を混入させた疑いがある。
さらに、そのハンドクリームを女性の手に塗らせた疑いも持たれている。
毎日何気なく塗るハンドクリームが、知らない間にわいせつ行為の道具にされていた。女性は、自分の手に知人の精液が混入したクリームを塗らされていたことになる。被害の不快感は、単に私物を汚されたという話では済まない。
発覚のきっかけは、女性が感じたにおいの異変だった。女性は「変なにおいがする」と不審に思い、3月23日ごろ警察へ相談。捜査の結果、男の関与が浮上した。
警察は5月13日朝、男を不同意わいせつと器物損壊の疑いで逮捕した。調べに対し、男は「ハンドクリームに精液を混入させたことに間違いない」と話し、容疑を認めているという。
今回悪用されたのは、財布でもスマートフォンでもない。職場、自宅、外出先で何気なく使うハンドクリームだった。身近な日用品に何をされたのか分からないまま肌に触れていた事実は、被害者に強い恐怖を残す。
警察は、男が行為に及んだ動機、女性との関係、事件当時の状況を調べている。あわせて、同様の行為がほかにもなかったかを含め、詳しく捜査を進めている。

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