佐賀の住宅狙う強盗計画か 鹿児島県警が男5人逮捕 車内からバール、ガスバーナー、目出し帽

徳島・東京・神奈川から集まった疑い 警察は「トクリュウ」関連とみて指示役を捜査

鹿児島県警は5月21日、佐賀県内の住宅を狙って強盗を計画したとして、強盗予備や凶器準備集合などの疑いで、男5人を逮捕・送検した。

警察は、5人が匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」の実行役だった可能性があるとみて、背後で指示を出した人物の特定を進めている。

逮捕・送検されたのは、徳島市の会社員・井川翔太容疑者(27)、住所・職業不詳の伊地知正人容疑者(21)、東京都八王子市の無職・北原勇真容疑者(21)、神奈川県相模原市緑区の無職・玉城一義容疑者(49)、神奈川県海老名市の専門学校生の男(19)の5人。

5人は4月30日から5月1日にかけ、佐賀県内の住宅に強盗目的で入るため、下見や凶器の準備などをした疑いが持たれている。

捜査関係者によると、玉城容疑者は4月30日午後6時ごろ、標的とされた住宅に電話をかけ、住人が在宅しているかを確認した疑いがある。

また、19歳の専門学校生の男は、金品の回収役として佐賀県内で待機していたとみられている。

事件が発覚したきっかけは、鹿児島県出水市内での不審車両への対応だった。

5月1日未明、井川容疑者ら3人が乗った車について、不審な運転をしているとの通報があり、警察が停止させた。車内を確認したところ、バール、ガスバーナー、スキーマスクとみられる目出し帽などが見つかった。

警察はその場で3人を現行犯逮捕。その後の捜査で、住宅に電話をかけた人物や、金品回収役とみられる人物の関与も浮上し、残る2人の逮捕に至った。

警察は、5人が氏名不詳の人物と共謀し、佐賀県内の住宅を狙ったとみている。5人の認否は明らかにされていない。

今回の事件で目立つのは、容疑者らの居住地が徳島、東京、神奈川など広範囲にわたっている点だ。

警察は、互いに生活圏が異なる人物が短期間で集まり、電話役、下見役、実行役、回収役などに分かれて動いていた可能性があるとみている。

トクリュウは、SNSや匿名性の高い通信アプリなどを使い、実行役や運転役、見張り役、回収役をその都度集める手口が問題になっている。高額報酬をうたう募集に若者が応じ、個人情報を握られた後に犯行へ加担させられる例もある。

今回も、住宅への電話、下見、凶器の準備、回収役の待機といった動きが確認されており、警察は5人の通信記録や移動履歴を調べ、指示役や勧誘役の有無を慎重に捜査している。

佐賀県内の住宅が実際に被害を受ける前に、鹿児島県内で車内の凶器が見つかったことで、事件は未然に防がれた形となった。

ただし、今回逮捕されたのは実行役や回収役とみられる人物にとどまる。警察が今後、背後で住宅を指定した人物や、移動・役割分担を指示した人物にどこまで迫れるかが焦点となる。

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編集部まとめ

鹿児島県警は、佐賀県内の住宅を狙った強盗予備や凶器準備集合などの疑いで男5人を逮捕・送検しました。車内からはバール、ガスバーナー、目出し帽などが見つかっています。警察は、5人がトクリュウの実行役だった可能性があるとみて、指示役や勧誘役の特定を進めています。

Q1. 佐賀県の住宅強盗計画で何がありましたか?
鹿児島県警は、佐賀県内の住宅を狙って強盗を計画したとして、強盗予備や凶器準備集合などの疑いで男5人を逮捕・送検しました。車内からはバール、ガスバーナー、目出し帽などが見つかっています。

Q2. 逮捕された5人はどのような役割だったとみられていますか?
警察は、住宅への電話、下見、凶器の準備、金品回収役の待機など、複数の役割があった可能性を調べています。背後に指示役がいた疑いもあるとみて捜査しています。

Q3. トクリュウとは何ですか?
トクリュウは、匿名・流動型犯罪グループの通称です。SNSや通信アプリなどで実行役や運転役、回収役を集め、短期間で離合集散しながら強盗や特殊詐欺などに関与する集団を指します。

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