田中澄恵さん・千尋さん死亡 首に深い刺し傷、凶器は見つからず
兵庫県たつの市新宮町段之上の住宅で、母娘2人が殺害された事件で、兵庫県警は5月24日、無職の男 大山賢二容疑者(42)について、殺人容疑で逮捕状を取った。
男の所在は分かっておらず、県警は公開捜査に踏み切る方針を明らかにした。事件は、発見から5日が経過し、容疑者の特定段階へ進んだ形だ。
事件の概要や今後の焦点については、週刊TAKAPIチャンネルでも動画で解説しています。記事本文とあわせてご覧ください。
死亡したのは、この家に住む田中澄恵さん(74)と、次女の田中千尋さん(52)。2人は5月19日午前、知人からの安否確認要請を受けた警察官によって、自宅内で血を流して倒れている状態で発見された。
首の傷が致命傷か
司法解剖の結果、田中澄恵さんの死因は失血死、田中千尋さんの死因は出血性ショックだった。いずれも首の刺し傷が原因とみられている。
2人の上半身には複数の刺し傷や切り傷があり、身を守ろうとした際にできたとみられる防御創も確認されている。澄恵さんの方に、より多くの傷があったとの情報もある。
県警は、2人が何者かに襲われた殺人事件と断定し、たつの署に80人態勢の捜査本部を設置していた。
犯行は13日ごろか
県警によると、千尋さんは5月13日夕方に外出先から帰宅したことが確認されている。その後、母親と電話で会話していたことも分かっており、2人は同日ごろに死亡したとみられる。
現場の玄関は無施錠だった。一方で、窓ガラスや鍵が壊された形跡は確認されていない。
住宅内には、現金入りの財布、スマートフォン、預金通帳などが残されていた。凶器は見つかっておらず、県警は金品目的とは別の動機があった可能性も含めて調べている。
また、玄関付近の屋外からも少量の血痕が見つかっており、県警は犯行に関与した人物の動きとの関連を調べている。
42歳男との関係は未公表
県警はこれまで、2人からストーカー被害やトラブルに関する相談は確認されていないと説明していた。
逮捕状が出た42歳の男が、2人とどのような関係にあったのか、動機は何だったのかは、現時点では明らかにされていない。県警は男の行方を追うとともに、事件前後の足取りや周辺との接点を調べている。
公開捜査となれば、男の氏名や顔写真、特徴などが公表される可能性がある。県警は、情報提供を呼びかける方針だ。

※大山賢二容疑者(42歳)
静かな住宅地に不安広がる
現場はJR播磨新宮駅から南へおよそ1キロの住宅地。田中さん親子は2人暮らしで、近隣住民からは「よく一緒に出かけていた」「トラブルは聞いたことがない」といった声が出ていた。
事件発覚後、周辺では警察による鑑識活動や聞き込みが続いた。凶器が見つかっていないことや、容疑者の所在が分かっていないことから、地域住民の不安は強まっている。
今回の事件は、発見当初から「誰が、なぜ2人を襲ったのか」が大きな焦点だった。逮捕状の取得により、捜査は新たな局面に入った。
今後は、42歳の男の身柄確保、2人との関係、犯行当日の足取り、凶器の発見が焦点となる。
編集部まとめ
兵庫県たつの市新宮町段之上の住宅で母娘2人が殺害された事件で、兵庫県警は5月24日、無職の男(42)について殺人容疑で逮捕状を取った。
男の所在は分かっておらず、県警は公開捜査に踏み切る方針。
死亡したのは田中澄恵さん(74)と次女の田中千尋さん(52)。2人はいずれも首などに複数の刺し傷があり、13日ごろ死亡したとみられている。
現場には現金入りの財布、スマートフォン、預金通帳などが残されており、凶器は見つかっていない。
今後の焦点は、42歳男の身柄確保、2人との関係、動機、凶器の行方となる。
★合わせて読みたい|兵庫・たつの市母娘殺害事件
Q1. たつの市母娘殺害事件で新たに何が分かりましたか。
兵庫県警が、無職の男(42)について殺人容疑で逮捕状を取ったことが分かりました。男の所在は不明で、県警は公開捜査に踏み切る方針です。
Q2. 亡くなったのは誰ですか。
田中澄恵さん(74)と、次女の田中千尋さん(52)です。2人は自宅内で血を流して倒れている状態で発見されました。
Q3. 今後の焦点は何ですか。
42歳男の身柄確保、2人との関係、動機、犯行当日の足取り、凶器の発見が焦点です。

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