磐越道マイクロバス衝突 68歳運転手に逮捕状請求 高校生1人死亡、20人負傷

福島県郡山市の磐越自動車道で、部活動遠征中の高校生らを乗せたマイクロバスがガードレールなどに衝突し、高校生1人が死亡、20人が負傷した。捜査関係者によると、バスを運転していた若山哲夫運転手(68)について、過失運転致死傷の疑いで逮捕状が請求された。

発生は5月6日。現場は磐越自動車道の磐梯熱海インターチェンジ付近の上り線で、マイクロバスには新潟県の北越高校ソフトテニス部の生徒らが乗っていた。

この衝突で、新潟県の高校生、稲垣尋斗さん(17)が死亡した。稲垣さんはバスの後部窓付近から車外に出た可能性があるとみられている。ほかの生徒ら20人もけがをしており、部活動の遠征中に起きた重大な交通事案として、学校関係者や保護者に衝撃が広がっている。

若山運転手は、警察の聴取に対し「曲がり切れなかった」と話しているという。現場ではブレーキ痕が確認されておらず、直前の速度、ハンドル操作、体調、道路状況などの確認が進められている。

若山運転手も負傷しているため、身柄の対応は回復状況を見ながら進められる見通し。逮捕状請求により、運転操作に過失があったかどうかの解明が本格化する。

問われるのは、運転手個人の判断だけではない。生徒らは部活動の遠征で移動中だったとみられ、車両を誰が手配したのか、運転手をどのように選んだのか、出発前の安全管理がどこまで行われていたのかも焦点となる。

部活動の遠征では、貸切バスではなく、レンタカーやマイクロバスが使われることがある。費用を抑えやすい一方で、運転手の体調管理、休憩計画、車両点検、引率側の管理が不十分であれば、生徒の安全に直結する。

いわゆる「白バス」運行に当たるかどうかも、今後の確認点となる。営業許可を持つ貸切バスとしての運行だったのか、レンタカー利用の範囲だったのかは、責任の所在を判断するうえで重要になる。

高校生が遠征に向かう途中で命を落とした今回の事案。今後は、ブレーキ操作がなかった可能性、車両手配の経緯、学校や関係者による安全管理の実態が、捜査の中心となる。

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なぜ68歳運転手に逮捕状が請求されたのか?

過失運転致死傷の疑いがあるためです。死亡者と多数の負傷者が出ており、運転操作に問題がなかったかが問われています。

ブレーキ痕がない点は何を意味するのか?

直前に十分な制動操作が行われなかった可能性があります。ただし、速度、道路状況、運転手の体調などを含めて確認が必要です。

部活動遠征で何が問題になるのか?

生徒を乗せる車両の手配、運転手の選定、休憩計画、安全確認の責任です。費用を抑えた移動手段であっても、生徒の安全管理は欠かせません。

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