琵琶湖で1日3遺体 朝の散歩、橋上のサイクリング、午後の公園で次々発見 大津の湖面で何が起きたのか

5月9日、滋賀県大津市の琵琶湖で、男女3人の遺体が相次いで見つかった。

最初の発見は午前6時半ごろ。大津市荒川の琵琶湖岸で、朝の散歩をしていた男性が、湖面に仰向けで浮かぶ女性の遺体を見つけた。

その約30分後、午前7時過ぎ。今度は大津市今堅田3丁目の琵琶湖大橋付近だった。橋の上を自転車で走っていた男性が、沖合約400メートルに人が浮いているのを見つけ、警察に通報した。

さらに午後3時半ごろ、大津市本丸町の膳所城跡公園近く。公園周辺を歩いていた男性が、岸から約10メートルの湖面に仰向けで浮かぶ男性の遺体を発見した。

朝の湖岸、橋の下、午後の公園沖。
同じ日に、大津市内の琵琶湖で3人の遺体が見つかる異例の一日となった。

荒川の湖岸で見つかったのは、60代から70代とみられる女性。身長は約150センチ、中肉で、茶髪のショートヘア。青い長袖シャツに黒いズボン、ニューバランスのロゴ入りの黒い靴を身に着けていた。目立った外傷はなく、死後あまり時間が経過していないとみられている。

午前7時過ぎに琵琶湖大橋付近で見つかったのは、40代から50代とみられる男性。身長は約170センチ、中肉、黒い短髪。黒いウインドブレーカー、黒いズボン、白い靴を身に着けていた。遺体は琵琶湖大橋の展望台付近の真下あたりで、横向きの状態で浮いていたという。

午後に本丸町沖で見つかったのは、20代から40代とみられる男性。身長は約165センチ、中肉で、長めの黒髪。黒いコート、黒いズボン、黒いスニーカーを身に着けていた。外傷や着衣の乱れは確認されておらず、遺留品も見つかっていない。死後、一定の時間が経過していたとみられる。

3人に接点はあるのか。
それとも、まったく別々の事故や自殺が、同じ日に重なっただけなのか。

現時点で、3人の身元は分かっていない。死因も判明しておらず、大津署と大津北署が、それぞれ身元確認と死亡までの経緯を調べている。

琵琶湖では過去にも、全国的に注目された事件が起きている。2008年には、近江八幡市などのびわ湖岸で男性の遺体の一部が相次いで見つかった「琵琶湖バラバラ殺人事件」が発生した。17年を経た2025年にも、同事件をめぐる動きが報じられており、湖をめぐる未解決感は地元の記憶に残り続けている。

もちろん、今回の3人の遺体発見と過去の事件を結びつける情報はない。
ただ、朝から午後にかけて、同じ大津市内の湖面で3人が相次いで見つかった事実は重い。

観光地であり、生活の場でもある琵琶湖。
その水面で何が起きたのか。

警察の捜査で、3人の名前、足取り、死因が判明したとき、この一日は単なる偶然だったのか、それとも別の事情があったのかが見えてくる。

今はまだ、湖面に浮かんだ3人が、なぜ同じ日に見つかったのか。その答えだけが残されている。

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