鹿児島県教育委員会は15日、北薩地区の県立学校に勤務する女性教諭(51)を懲戒免職処分にしたと発表した。女性教諭は2024年度から2025年度にかけて、被害者の体に触るなどのわいせつな行為を繰り返していたとされる。
県教委はあわせて、同じ学校の女性校長(57)についても減給1カ月の懲戒処分とした。事案の発覚後、調査や報告が十分に行われなかったことが処分理由とされている。
県教委によると、事案は被害者が学校関係者に相談したことで発覚した。被害者保護の観点から、被害者の属性や詳しい被害内容は明らかにしていない。
女性教諭は県教委の聞き取りに対し、「相手との適切な距離感を誤ってしまった」と説明したという。また、「自身の身体的接触への認識の甘さや、相手との距離感に対する認識の甘さから生じた行為だった」と話し、「教員として極めて不適切だった」と反省の言葉を述べている。
一方、処分を受けた校長は、調査や報告が不十分だった理由について「別の業務を優先したため」と説明している。県教委は、学校内で事案を把握した後の対応にも問題があったと判断した。
鹿児島県教委の徳留敏郎・教職員課長は、「教職員の自覚を強く促していく」とコメントした。
県教委によると、今回の懲戒処分は2026年度に入ってから、県内の学校職員を対象とした初めての懲戒処分となる。学校現場では、児童生徒や関係者と接する教職員に対し、身体的接触を含む日常対応の線引きと、事案発覚時の速やかな報告が改めて求められる。

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