大阪府内の私立・昇陽高校で、生徒への対応をめぐり、保護者側が学校側に説明を求める事態となっている。
今回問題となっているのは、適応障害と診断された生徒「Bさん」への対応だ。
関係者によると、Bさんには中学生時代から通院歴があり、2025年9月、体調不良が続いたため医療機関を受診。「適応障害」と診断されたという。

生徒側が提出を試みた診断書。保護者側によると、学校側は「今さら遅い」などと説明し、受け取りに応じなかったとしている
しかし保護者側によると、学校へ診断書を提出しようとした際、当時の生活指導担当者から、
「今さら遅い」
「早く転学先を探してくれ」
などと言われ、受け取りを拒否されたとしている。
さらに文化祭時には、
「適応障害なのに、その日だけ朝から来るん?」
といった発言もあったと主張している。
また担任からは、
- 「修学旅行は無理です」
- 「もう進級できないことが決定しているから」
などと説明され、退学届も渡されたという。
その後、保護者が学校側へ抗議文を送付したことで、自主退学を促すような発言はなくなったとしている。
人権救済申立て後に“留年”
関係者によると、Bさん側はその後、人権救済申立てにも参加。
学校側の配慮不足や生徒対応について問題提起していた。
しかし2026年3月末、学校側から突然電話で「原級留置(留年)」が伝えられたという。
保護者側によると、正式な書面通知はなく、その後、担任が自宅を訪問し、
「転学するか、留年して残るか決めてください」
と口頭で説明したとしている。
また代理人弁護士が学校へ説明を求め来校した際も、担任・学年主任・教頭が同席したものの、十分な説明はなかったと主張している。
その後、代理人側は「仮進級」を求める通知を送付したが、学校側は「原級留置は変わらない」と回答したという。
Bさんは2026年4月に退学した。
何が問題視されているのか
今回のケースで保護者側が問題視しているのは、
- 診断書を受け取らなかったとされる点
- 適応障害への配慮が十分だったのか
- 退学方向の対応が行われていた点
- 原級留置の理由説明が十分だったのか
- 書面通知がなかった点
- 代理人を通じた協議中に処分が進んだ点
などだ。
特に、昇陽高校には不登校やメンタル面を支援する「教育支援センター」が設置されている一方で、
- カウンセリング案内
- 支援制度説明
- 学校側からの配慮
などが十分に行われなかったと保護者側は訴えている。
学校には生徒指導を行う権限がある一方、その対応や説明が適切だったのかが問われている形だ。
法的措置を準備
現在、保護者側は法的措置の準備を進めているという。
今後は、
- 適応障害への合理的配慮
- 生徒指導の適切性
- 原級留置判断の妥当性
- 学校側の説明責任
などが争点になる可能性がある。
動画説明🔽
Q. 昇陽高校で何が問題になっているの?
A.
大阪府内の私立・昇陽高校で、生徒への指導や対応をめぐり、保護者側が問題提起しています。
主に、
- 退学届の交付
- 適応障害の診断書対応
- 原級留置(留年)
- 別室指導
- 学校側の説明不足
などが争点になっています。
Q. 生徒はどんな状況だったの?
A.
関係者によると、生徒「Bさん」は中学生時代から通院歴があり、2025年9月に「適応障害」と診断されました。
保護者側は、学校へ診断書を提出しようとしたものの、受け取りを拒否されたと主張しています。
Q. 学校側は退学を勧めていたの?
A.
保護者側によると、生徒側には退学届が渡され、「転学先を探してほしい」といった説明もあったとしています。
一方、学校側は別ケースで「退学を勧奨した事実はない」と説明しており、双方の認識には違いがあります。
Q. なぜ“人権問題”と言われているの?
A.
保護者側は、
- 適応障害への配慮不足
- 診断書対応
- 人格を否定するような発言
- 十分な説明のない原級留置
などがあったとして、人権救済申立てを行っています。
「学校の指導の範囲を超えていなかったか」が問題視されています。
Q. 原級留置(留年)はどう伝えられたの?
A.
保護者側によると、2026年3月末、学校側から突然電話で原級留置が伝えられたといいます。
正式な書面通知はなく、その後、担任が自宅訪問し、
「転学するか、留年して残るか決めてください」
と口頭で説明したとされています。
Q. 学校側と話し合いは行われたの?
A.
代理人弁護士を通じて、保護者側は学校へ説明や集団交渉を求めていました。
しかし関係者によると、学校側は個別対応には応じる姿勢を示した一方、集団での協議には応じなかったとされています。
Q. 昇陽高校には支援制度はなかったの?
A.
学校には、不登校やメンタル面の支援を目的とした「教育支援センター」が設置されているとされています。
ただ、保護者側は、
- カウンセリング案内がなかった
- 支援制度説明がなかった
- 配慮が行われなかった
と主張しています。
Q. 今後どうなるの?
A.
現在、保護者側は法的措置の準備を進めているとしています。
今後は、
- 学校側の説明責任
- 原級留置判断の妥当性
- 適応障害への合理的配慮
- 生徒指導の適切性
などが争点になる可能性があります。
進展があり次第、続報として伝えられる見通しです。
教育現場における「指導」と「支援」のあり方が、改めて問われそうだ。
本件については現在も協議が続いており、進展があり次第、続報として伝える。

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