9日午前8時ごろ、大阪府堺市堺区匠町のシャープ旧堺事業所内で、解体作業中の資材搬送用エレベーターから重さ約10トンの重りが落下し、62歳の男性作業員が死亡した。
男性はエレベーターと壁の間に挟まれ、資材の下敷きになったとみられる。現場では旧ガラス工場の解体工事が行われており、警察と消防が事故の詳しい原因を調べている。
警察や消防によると、同日午前8時ごろ、「エレベーターの下敷きになった」と119番通報があった。消防隊員が現場に駆けつけたところ、男性はすでに死亡していた。
事故が起きたのは、シャープ旧堺事業所の旧ガラス工場内にある資材搬送用エレベーター付近。建物は解体工事中で、午前6時ごろからエレベーター内のゴンドラを解体する作業が行われていたという。
その作業中、エレベーターに関係する重さ約10トンの重りが何らかの原因で落下したとみられる。男性はシャープの直営社員ではなく、解体工事に関わる委託先の作業員だった。
警察と消防は、重りを支えていた設備や固定方法に問題がなかったか、作業手順や安全管理体制に不備がなかったかを含め、当時の状況を慎重に調べている。
現場は南海電鉄堺駅から西に約3キロ離れた臨海部の工業地帯で、周辺には工場や倉庫が立ち並んでいる。
シャープ旧堺事業所は、かつて液晶パネル生産に関連する施設として使われていた。現在は事業再編などに伴い、施設の一部で解体作業が進められている。
今回の事故は、巨大設備の解体現場で起きた重大な労災事故といえる。特に、重さ約10トンの重りが落下したという点から、通常の現場事故とは異なる危険性の高さが浮き彫りになった。
大型工場の解体では、稼働時とは異なる力が設備に加わることがある。エレベーターや搬送設備は、建物内部に組み込まれた構造物でもあり、解体の順序や支え方を誤れば、一気に重量物が動く危険がある。
警察は今後、作業計画、安全確認、現場責任者の指示、作業員への危険周知が適切だったかを確認するとみられる。
解体現場で命を落としたのは、62歳の男性作業員だった。大規模施設の解体は、表から見えにくい場所で多くの作業員が危険と隣り合わせで進めている。
今回の事故は、老朽化施設や大型工場の解体が全国で進む中、重量物を扱う現場の安全管理を改めて問うものとなった。
編集部まとめ
大阪府堺市のシャープ旧堺事業所で、解体作業中の資材搬送用エレベーターから重さ約10トンの重りが落下し、62歳の男性作業員が死亡した。
現場では旧ガラス工場の解体作業が行われており、男性はエレベーターと壁の間に挟まれたとみられる。
警察と消防は、重りが落下した原因や作業手順、安全管理体制に問題がなかったかを調べている。
今回の事故は、企業の旧施設解体という表に出にくい現場で起きた重大労災であり、重量物を扱う工事の危険性を改めて示した。
Q1. 事故はどこで起きたのですか?
A. 大阪府堺市堺区匠町にあるシャープ旧堺事業所内の旧ガラス工場で起きました。
Q2. 何が落下したのですか?
A. 資材搬送用エレベーターに関係する重さ約10トンの重りが落下したとみられています。
Q3. 亡くなったのは誰ですか?
A. 解体作業に関わっていた62歳の男性作業員です。シャープの直営社員ではなく、委託先の作業員とされています。
Q4. 事故当時は何の作業をしていたのですか?
A. 建物の解体工事中で、午前6時ごろからエレベーター内のゴンドラを解体する作業が行われていたとされています。
Q5. 今後の焦点は何ですか?
A. 重りが落下した原因、作業手順、安全管理体制、現場での危険周知が適切だったかが焦点になります。

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