ノンアル飲料の新たな接点へ サントリーが専用自販機を試験展開
サントリーは7月31日、ノンアルコールビールやノンアルチューハイ専用の自動販売機の試験展開を開始した。
設置場所は、東京・港区の再開発エリア「高輪ゲートウェイシティ」。公共空間への設置は今回が初めてで、計9台を展開する。
試験期間は8月16日まで。移動中や休憩時間など、消費者が「今飲みたい」と感じたタイミングで購入できる環境を整え、ノンアル飲料との新しい接点づくりを目指す。
高輪ゲートウェイシティで9台展開 9種類の商品を販売
今回の専用自販機では、サントリーの人気ノンアル飲料を中心に9商品を取り扱う。
主な販売商品は以下の通り。
- ノンアルコールビール「オールフリー」
- 「のんある酒場 梅酒ソーダ ノンアルコール」などのノンアルチューハイ系飲料
販売価格は、
- ノンアルビール類飲料:180円
- ノンアルチューハイなど:150円
に設定された。
通常の自販機と同じ感覚で購入できる価格帯にすることで、日常的な利用を促す狙いがある。
なぜサントリーはノンアル専用自販機に注目するのか
健康志向で広がる「飲まない選択」
近年、飲酒量を控える健康志向やライフスタイルの変化によって、ノンアルコール飲料市場は拡大している。
以前は、
「お酒を飲めない時の代替品」
というイメージが強かったノンアル飲料だが、現在では、
- 翌日の予定を考えて飲まない
- 健康管理のため控える
- 食事に合わせて選ぶ
- リフレッシュ目的で楽しむ
など、積極的に選択される飲料へと変化している。
自販機を「販売場所」から「ブランド接点」へ
サントリーはこれまでも、オフィスやスポーツ施設などで「オールフリー」専用自販機を展開してきた。
今回、公共空間へ設置することで、さらに幅広い消費者との接点を狙う。
サントリーのノンアル部長・福本匡志氏は説明会で、
「公共空間で設置することで、移動中や休憩中など消費者が飲みたいタイミングで気軽に購入できる」
と説明した。
ノンアル飲料は「飲む場所」よりも「飲むタイミング」が重要な商品であり、自販機との相性が良いと考えられる。
考察:ノンアル専用自販機は次世代販売チャネルになるか
今回の取り組みは、単なる商品の販売拡大ではなく、飲料メーカーが消費者との接点を再設計する動きと言える。
従来、自販機は、
「いつでも買える便利な販売機」
という役割だった。
しかし今後は、
「特定の商品を体験してもらう場所」
へ進化する可能性がある。
例えば、
- 健康飲料専門自販機
- 地域限定ドリンク自販機
- スイーツ専門自販機
- 試飲型マーケティング自販機
など、目的別の自販機が増える可能性もある。
特にノンアル市場では、消費者に「存在を知ってもらうこと」が重要であり、自販機そのものが広告媒体として機能する。
今後の展開は?設置エリア拡大も検討
サントリーは今回の試験展開で利用状況や販売効果を検証し、今後の設置エリア拡大を検討する。
駅周辺、商業施設、観光地、イベント会場など、人が集まる場所への展開が進めば、ノンアル飲料がさらに日常に入り込む可能性がある。
「お酒を飲む人向けの商品」から「誰もが選べる日常飲料」へ。
サントリーのノンアル専用自販機は、飲料市場の価値観の変化を象徴する取り組みになりそうだ。
※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。
豊橋市内の歴史、民話、神社仏閣、地域スポット、グルメなどに関するタレコミ・リーク・情報提供は、週刊TAKAPI公式LINEまたは各種SNSのDMからお寄せください。
サイト訪問者数

コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。
この記事のコメント投稿は締め切られています。