愛知大学とサーラグループが、地域活性化や人材育成を軸とした包括連携協定を締結しました。
協定締結日は2026年7月30日。両者はこれまで豊橋駅前のemCAMPUSを拠点に、まちなか活性化やキャリア教育などで連携してきましたが、今回の協定によって協力関係をさらに広げます。重点項目には「地域の活性化・まちづくり」「教育・人材育成」「東三河の食・農の魅力発信」などが掲げられています。
豊橋で積み重ねた連携を「包括協定」へ
サーラグループと愛知大学は、愛知大学地域政策学部やキャリア支援センターなどとemCAMPUS STUDIOを中心に協力を続けてきました。
2022年度からは定期的な連絡会議を重ね、今回の発表時点までに26回にわたって情報共有や事業連携を実施。こうした実績を基盤として、個別プロジェクトの枠を越えた包括連携協定の締結に至ったとしています。
協定締結式には、これまでの連携事業に参加した学生や、今後のプロジェクトに参加する学生も出席しました。
会場では、地域政策学部とemCAMPUS STUDIOによるまち歩き企画のほか、アントレプレナーシップ教育プログラム「サーラとつくる0→1」、今秋予定されている「東三河FOOD DAYS」に関する取り組みなどが紹介されました。
愛大80周年、市民と学生が「豊橋まちなか80選」
今回の連携を象徴する企画として、愛知大学創立80周年に合わせた「まちを知り、まちを伝える~まち歩きで発信する豊橋の魅力~ 特別編」が開催されます。
プログラムは9月25日から10月10日まで全4回。
一般市民と愛知大学の学生がチームとなり、豊橋駅から豊橋公園周辺を歩きながら、歴史、地形、街並みなどを調査します。最終的には80周年にちなみ、地域の魅力的なスポットを集めた「豊橋まちなか80選」を制作します。
単なるまち歩きイベントで終わらない点も特徴です。
参加者が収集した写真やテキストは、emCAMPUS EASTで展示するほか、「東三河オープンデータ」への登録を予定。地域活性化アプリや教育機関などで二次利用できる地域のデジタル資産として残す計画です。

「ブラタモリ」案内人として知られる富樫幸一氏も登壇
10月10日の最終日には、NHK「ブラタモリ」への出演などで知られる岐阜大学名誉教授の富樫幸一氏が特別講演を行う予定です。
また、都市地理学を専門とする愛知大学地域政策学部の駒木伸比古教授がフィールドワークを監修。豊橋駅から豊橋公園エリアを対象に、参加者が「まちを見る視点」を学びながら実際に地域を歩きます。
開催会場は豊橋市駅前大通のemCAMPUS STUDIOと豊橋まちなかエリア。定員は20人で、先着順・事前申込制、参加費は1000円とされています。原則として全4日程への参加が条件です。
大学×地元企業、豊橋の「人」と「情報」を地域資産へ
今回の包括連携で注目されるのは、大学と企業による地域貢献をイベント単発で終わらせず、学生教育、まちづくり、食・農、デジタルデータまで一体的に展開する点です。
サーラグループは、豊橋のemCAMPUSを拠点に大学や企業・団体との共創事業を進めてきました。過去の統合報告書でも、emCAMPUS STUDIOを地域課題の解決や新しい価値創出を目指す拠点と位置づけています。
愛知大学の学生が地域を学び、市民とともに豊橋の魅力を発掘し、その成果をオープンデータとして地域に還元する。
今回の「豊橋まちなか80選」は、包括連携が地域でどのような成果につながるのかを示す最初の具体例の一つとなりそうです。

編集部まとめ
愛知大学とサーラグループが包括連携協定を締結し、豊橋を舞台にした地域活性化、人材育成、食・農の魅力発信などの取り組みを強化します。
9月からは愛知大学創立80周年記念企画として、市民と学生が豊橋駅周辺を歩き「豊橋まちなか80選」を制作。成果は展示だけでなくオープンデータとして地域活用する予定です。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本記事は2026年8月8日時点で公表されている企業発表などを基に、豊橋・東三河の地域ニュースとして独自に再構成しています。今後のプログラム内容や日程は変更される場合があります。
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