広島県警で、飲酒運転をめぐる不祥事が再び明らかになりました。
県警は8月6日、酒を飲んだ状態で自家用車を運転し、高速道路の料金所に衝突する事故を起こしたとして、男性巡査長(25)を道路交通法違反の酒気帯び運転と安全運転義務違反の疑いで書類送検し、同日付で懲戒免職処分としました。
巡査長の呼気から検出されたアルコールは1リットル当たり0.75ミリグラム。酒気帯び運転の基準値の約5倍にあたる数値でした。
広島県警では7月以降、警察関係者による飲酒運転の事案が相次いでいて、今回で3件目となります。
同僚と飲酒後に帰宅 その後再び車を運転
県警によると、事故が起きたのは6月12日午後9時半ごろです。
男性巡査長は尾道市内の高速道路を自家用車で走行中、料金所に衝突したとされています。
事故のおよそ1時間半前まで、近くの飲食店で同僚2人と酒を飲んでいました。
その後いったん帰宅しましたが、別の場所へ向かうため1人で自家用車を運転したということです。
呼気から0.75ミリグラム 基準値の約5倍
事故後の検査で、巡査長の呼気1リットル当たり0.75ミリグラムのアルコールが検出されました。
酒気帯び運転の基準値は呼気1リットル当たり0.15ミリグラム以上で、今回検出された数値はその約5倍です。
県警は酒気帯び運転と安全運転義務違反の疑いで巡査長を書類送検しました。
同時に、警察官としての信用を著しく損なったとして、8月6日付で懲戒免職処分としています。
広島県警で飲酒運転3件 7月以降相次ぐ
今回、より深刻なのは、広島県警で飲酒運転をめぐる問題が短期間に繰り返されている点です。
7月以降には、別の男性巡査が酒酔い運転をしたとして起訴されたほか、県警の会計年度任用職員が飲酒運転をめぐって逮捕される事案も発生しています。
そして今回、25歳の男性巡査長が酒気帯び運転などの疑いで書類送検され、懲戒免職となりました。
わずかな期間に、警察組織の関係者による同種の事案が3件続いたことになります。
「警察官としてあるまじき行為」県警が謝罪
広島県警の大塚健滋警務部長は今回の処分について、警察官としてあるまじき行為だとしたうえで、飲酒に絡む不祥事が続いている状況を重く受け止めているとの認識を示しました。
県警は再発防止を徹底するとともに、失われた信頼の回復に努めるとしています。
飲酒運転を取り締まる立場にある警察組織で、同種の事案が相次いでいるだけに、今後は個々の処分だけでなく、再発防止策が実際に機能するかも問われることになります。
編集部まとめ
広島県警の25歳男性巡査長が、酒気帯び状態で自家用車を運転し、高速道路料金所に衝突したとして書類送検され、懲戒免職となりました。
呼気から検出されたアルコールは基準値の約5倍。さらに広島県警では7月以降、警察関係者による飲酒運転事案が今回を含め3件続いています。
相次ぐ不祥事を受け、県警には処分だけで終わらない実効性のある再発防止と信頼回復が求められます。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項:2026年8月6日時点で確認された公表・報道内容を基に、事実関係を独自に整理・再構成しています。男性巡査長については書類送検段階であり、刑事責任については今後の手続きで判断されます。
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