京都府宇治市の黄檗体育館で8月2日に開かれた中学生のバスケットボール大会で、会場で提供された弁当を食べた中学生や保護者ら27人が、嘔吐や下痢などの症状を訴えていたことが分かりました。
京都府は8月10日、発症者の便から黄色ブドウ球菌が検出されたことなどから、弁当を原因とする食中毒と断定。弁当を製造した宇治市小倉町の「ホットスマミー」に対し、10日から2日間の営業停止処分を命じました。

13~47歳の男女27人が発症 3人が一時入院
発症したのは、バスケットボール大会に参加していた中学生や保護者ら13~47歳の男女27人です。
嘔吐や下痢などの症状が確認され、このうち3人が入院しましたが、すでに全員が退院し、快方に向かっているということです。
事故発生直後の段階では、中学生9人と保護者1人の計10人が救急搬送されたことが報じられていました。その後の保健所による調査で、発症者が27人まで確認された形です。
大会で提供された弁当が原因 黄色ブドウ球菌を検出
京都府によると、発症者が共通して食べていたのは、大会会場で提供された弁当でした。
弁当にはハンバーグやサニーレタスなどが入っていたとされ、発症者の便から黄色ブドウ球菌が検出されました。
黄色ブドウ球菌は人の皮膚や粘膜などに広く存在し、弁当などが原因食品になることがあります。京都府の食品衛生資料では、主な症状として吐き気、嘔吐、腹痛などが挙げられています。
今回については、発症者が共通して食べた食品がこの弁当のみだったことなどから、山城北保健所が食中毒と断定しました。
「ホットスマミー」を2日間営業停止
京都府は、弁当を製造した宇治市小倉町の弁当販売店「ホットスマミー」に対し、8月10日から2日間の営業停止処分を命じました。
店は保健所による処分に先立ち、8月4日から自主的に営業を自粛していたとされています。
今回の処分を受け、今後は調理や衛生管理のどの段階で黄色ブドウ球菌による汚染が起きたのか、再発防止策をどう徹底するかが焦点になります。
初報の「10人搬送」から被害27人へ
今回の事案では、8月2日の発生直後には黄檗体育館から複数の中学生らが救急搬送される事態として明らかになりました。
その後、保健所が大会参加者らへの調査を進めた結果、症状を訴えた人は27人に拡大。原因食品と原因菌が特定され、8月10日に正式な食中毒として処分に至りました。
初報段階の「集団体調不良」から、原因を伴う「集団食中毒」へと事案の性質が明確になった重要な続報です。
編集部まとめ
宇治市での今回の食中毒は、中学生のスポーツ大会という多数の参加者が集まる場で提供された弁当を通じ、27人に症状が広がった事案です。
3人が一時入院したものの、全員が退院して快方に向かっている点は確認されています。
一方で、スポーツ大会やイベントでは短時間に多数の弁当を調理・配送・保管するケースもあります。今回、どの工程で衛生上の問題が生じたのかについては、今後の行政側の調査や事業者による再発防止策が重要になります。
週刊TAKAPI編集部/松本
特記事項
今回の食中毒は2026年8月2日に宇治市の黄檗体育館で開催された中学生のバスケットボール大会で発生しました。
京都府は8月10日、13~47歳の男女27人が症状を訴えたとして、弁当販売店「ホットスマミー」に2日間の営業停止処分を命じています。
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