秋田県は2026年8月14日、AIデータセンター建設計画をめぐるオンライン報道対応で、バスローブ姿のまま喫煙するなど不適切な対応をしたとして、産業労働部の企業誘致推進監を務める男性職員(55)を停職6カ月の懲戒処分としました。あわせて2階級降任としています。
問題は服装や喫煙だけではありませんでした。
男性職員は県の聞き取りに「体調不良で自宅にいた」「無意識にたばこを吸った」などと説明していましたが、その後の再調査で事実と異なることが判明。取材対応時には、妻ではない女性とラブホテルにいたとされています。
バスローブ姿でオンライン報道対応 画面上で喫煙も
問題となったのは8月6日、秋田県が進めるAIデータセンター建設計画に関するオンラインでの報道対応です。
男性職員は当初、カメラをオフにした状態で対応していましたが、別の職員から映像を出すよう促されると、バスローブのような服装で画面に登場しました。
取材対応中にはたばこを吸う様子のほか、近くにいた人物と談笑するような場面も確認されたということです。
男性職員は企業誘致を担当する推進監の立場にあり、県が進めるAIデータセンター建設計画について説明する役割を担っていました。
「自宅にいた」は虚偽 実際はラブホテル
県が翌7日に事情を聴いた際、男性職員は「体調不良で自宅にいた」という趣旨の説明をしました。
服装についても、体調が優れなかったためリラックスした格好だったと説明。喫煙については「無意識にたばこを1本吸ってしまった」などと話していたとされています。
しかし、その後の再調査で説明が事実と異なっていたことが判明しました。
男性職員は報道対応をしていた際、妻ではない女性とともにラブホテルに滞在していたということです。
虚偽説明を繰り返した点も処分判断に
秋田県は、不適切な服装や喫煙による報道対応だけでなく、その後の事実確認で虚偽の説明をしたことも問題視しました。
公務上の報道対応中だったにもかかわらず不適切な状態で取材に応じ、さらに県による内部調査に対して事実と異なる説明を重ねたことが、処分判断の重要な要素となりました。
停職6カ月、さらに2階級降任
県は8月14日、男性職員を停職6カ月の懲戒処分としました。
さらに、企業誘致推進監から2階級降任する措置も行いました。
オンライン会議そのものは庁舎外から参加できる仕組みであっても、公務として報道対応している以上、服装や喫煙、対応環境、事後の説明を含めて服務規律が問われることになります。
知事「公務員としての自覚・倫理観を著しく欠く」
鈴木健太知事は今回の問題について、公務員としての自覚や倫理観を著しく欠く行為だったとの認識を示し、県民に不快な思いをさせたことを謝罪しました。
企業誘致という外部との信頼関係が重要な業務を担当する幹部職員による問題だけに、県としても厳しい処分に踏み切った形です。
編集部まとめ
秋田県の企業誘致推進監だった55歳男性職員は、AIデータセンター計画のオンライン報道対応にバスローブ姿で参加し、喫煙する様子も確認されました。その後、「自宅にいた」などと説明しましたが虚偽と判明し、実際には妻ではない女性とラブホテルに滞在していたとされています。
県は8月14日、男性職員を停職6カ月とし、2階級降任。服装や喫煙だけではなく、公務中の対応と、その後に虚偽説明を重ねたことが処分の核心となっています。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本記事は秋田県による懲戒処分の内容と、県への取材を基に公表・報道された事実をもとに構成しています。私生活に関する記述については、今回の公務上の報道対応や県の事実確認と直接関連して報じられた範囲に限定しています。
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