三重県は2026年8月18日、松阪市大津町の鶏焼き肉店「あみ焼き拓家」でカンピロバクターによる食中毒が発生したと発表し、同日付で店を営業禁止処分とした。
県によると、8月6日に店を利用した25人のうち、20~44歳の男女13人が下痢や発熱、吐き気などの症状を訴えた。患者は20代の男女12人と40代の男性1人で、中には体温が40度まで上がった人もいた。
13人はいずれも快方に向かっている。
「ささみ刺身」「レバ刺し」「砂肝刺し」 加熱用鶏肉を未加熱で提供
保健所が調査したところ、患者3人の便からカンピロバクターが検出された。
患者に共通する食事や症状、検査結果などから、県は「あみ焼き拓家」で提供された食事を原因とするカンピロバクター食中毒と断定した。
店では鶏焼き肉のほか、「ささみ刺身」「レバ刺し」「砂肝刺し」などの鶏肉の刺し身類が提供されていた。
県によると、これらには加熱用として扱われていた鶏肉が使用され、十分に加熱されないまま提供されていたという。
県は8月18日、食品衛生法に基づき店を営業禁止処分とした。
カンピロバクター ギラン・バレー症候群につながることも
カンピロバクターは鶏や牛などの腸管内に存在する細菌で、生や加熱不十分な食肉を食べることで食中毒を起こすことがある。
今回の患者には下痢、発熱、吐き気などの症状が確認された。
県の担当者は、カンピロバクターによる食中毒について、一時的な腹痛や下痢だけでなく、まれに全身の筋力低下などを引き起こすギラン・バレー症候群につながる危険性があるとして注意を呼びかけている。
「あみ焼き拓家」は近鉄山田線・東松阪駅から徒歩約5分の場所にあり、鶏のあみ焼きを中心に提供していた。
編集部まとめ
松阪市の鶏焼き肉店で、利用客13人がカンピロバクターによる食中毒を発症した。
県が確認したのは、加熱用の鶏肉を「ささみ刺身」「レバ刺し」「砂肝刺し」などとして未加熱で提供していたという点だ。
患者は全員快方に向かっているが、県は店を営業禁止処分としている。
週刊TAKAPI編集部:一条
特記事項
この記事は2026年8月18日時点で三重県が公表した内容をもとに構成しています。患者13人はいずれも快方に向かっています。食中毒の原因施設として「あみ焼き拓家」が特定され、県は同日付で営業禁止処分としています。
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