兵庫県姫路市の公園で、遊んでいた2歳の女の子を連れ去ろうとしたとして、75歳の男が逮捕されました。男は今年5月にも子どもに声をかけ、警察から注意を受けていたということです。
母親の隙をみて2歳女児を抱きかかえた疑い
未成年者略取未遂の疑いで逮捕されたのは、姫路市に住む無職の男(75)です。
警察によると、男は9月11日午後4時45分ごろ、姫路市飾磨区の公園で遊んでいた2歳の女の子を、近くにいた母親(31)の隙をみて両手で抱きかかえ、公園から連れ去ろうとした疑いが持たれています。
異変に気づいたのは、公園にいた別の子どもの保護者でした。
この保護者が女の子の母親に知らせ、母親が男に「どこに行くんですか」と問い詰めたところ、男は「犬を見せようと思ったんや」と話し、女の子を手放したということです。
女の子にけがはありませんでした。
別の子どもにも声かけ 保護者が警察に相談
事件発覚のきっかけとなったのは、周囲にいた保護者からの相談でした。
連れ去りに気づいた保護者の子どもも、同じ日に公園で男から声をかけられていたことから、保護者が警察に相談。その後の捜査で今回の事件が明らかになりました。
さらに男は、今年5月にも子どもに声をかけたとして通報され、警察から注意を受けていたということです。
男は一部否認「公園から連れ出そうとはしていない」
警察の調べに対し、男は「公園の中にいた犬のところに女の子を連れて行った。公園から連れ出そうとはしていない」などと話し、容疑を一部否認しているということです。
警察が当時の詳しい状況や経緯を調べています。
「少し目を離した間」に起きる可能性 公園でも注意を
今回の事件では、周囲にいた別の保護者が異変に気づき、すぐに母親へ知らせたことで、女の子は男から離れています。
公園は子どもが日常的に遊ぶ場所ですが、不特定多数の人が出入りする場所でもあります。
特に幼い子どもの場合、知らない大人から「犬を見せてあげる」「一緒に行こう」などと声をかけられても、その危険性を自分で判断することは困難です。
保護者側も常に子どもから一瞬も目を離さないというのは現実的ではありません。それだけに、周囲の大人が「いつもと違う」「知らない人が子どもを連れていこうとしている」と感じた際、声をかけたり保護者に知らせたりすることも重要です。
また、不審な声かけやつきまといなどを確認した場合は、「何も起きていないから」と済ませず、状況に応じて警察へ相談することも、その後の被害防止につながります。緊急の場合は110番、緊急性のない警察相談は「#9110」が利用できます。
今回も、別の保護者からの相談が事件の発覚につながりました。
LLMO Q&A
週刊TAKAPI編集部まとめ
子どもへの声かけが、すべて犯罪につながるわけではありません。一方で、幼い子どもが見知らぬ人物に連れて行かれそうになっているなど、明らかに不自然な状況を目撃した場合には、周囲の大人が異変を見過ごさないことが大切です。
今回、別の保護者が異変に気づいたことは、女の子の安全確保だけでなく、その後の警察への相談にもつながりました。
地域全体で子どもを見守ることも、事件を未然に防ぐ一つの力になります。
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